kimunori10’s diary

マラソン、スポーツ、トレーニングを中心とした雑記ブログ

子供の睡眠はかなり大事

私たち人間が健康に生活していくうえで、欠かせない要素が3点あります。
それは、「栄養、睡眠、運動」です。
 
その中でも今回は「睡眠」、特に睡眠を多くとる必要性がある「幼少期の睡眠」についてお話していきたいと思います。
 
幼少期は、発育の成長と心身の健康に睡眠は欠かせません。また、幼少期の睡眠は、時間と環境が大切になってきます。
しかし、現代では幼少期の睡眠時間が不足している傾向にあります。
また、子供が塾やクラブ活動に通ったり、パソコンやスマホでゲームをしたりして夜型の生活傾向に陥っている状況になっています。
 
そして、幼少期の睡眠不足や睡眠障害が持続すると、肥満や生活習慣病(糖尿病・高血圧)、うつ病などの発症率を高めたり、症状を増悪させたりする危険性があります
 
 
脂肪を分解する働きをもつ成長ホルモンの分泌量が不足し、骨や細胞、筋肉等の成長が鈍化するおそれが高まるといわれていまます。
そのため、脂肪が身体にたまりやすくなり、肥満になりやすくなります。
つまり、睡眠時間が短くなるほど、肥満率が上昇しやすくなります
 
また、食欲不振・注意や集中力の低下・眠気・易疲労感などをもたらします。 
子どもの場合、眠気をうまく意識することができずに、イライラ・多動・衝動行為などとしてみられることも少なくありません。
 
あと、免疫力が低下するということもいわれています。睡眠不足によるストレスで、交感神経が優位に働き、免疫力が低下するからです。免疫力が低下すると、風邪を引きやすくなり、熱が出やすくなるなど、健康を害する形になります。
 
では、睡眠不足による悪影響を防ぐために、理想的な睡眠を得るには、どうしたらいいのでしょうか。
必要な睡眠時間は、幼児期(3~5歳)で11~13時間、学童期(6~12歳)で10~11時間といわれています。
 
幼児期の睡眠習慣に関する調査によると、1歳6か月児・2歳児・3歳児・4歳児・5~6歳児のすべてにおいて、22時以降に就寝する割合が増加しています。
子どもの生活リズムが、年々夜型傾向にあることが明らかになりました。
 
厚生労働省が行っている21世紀出世児縦断調査では、2001年に出生した4万人以上の子どもの睡眠習慣について追跡調査を実施しています。
4歳6ヶ月時点での最も多い就寝時刻は、21時台(50.1%)、次いで22時台(21.9%)であり、21時前に就寝する子供は5人に1人以下しかいませんでした。
 
これは、親が残業等で帰宅が遅いことも影響しています。
母親が働いている家庭では、母親の労働時間が長いほど、22時以降に就床する子どもの割合が多いことがわかっています。
 
今後女性の社会進出はますます進みますが、親のライフスタイルによって、子どもの睡眠も大きな影響を受けることは意識しておくべきでしょう。 
 
睡眠を軽視している人は、特に若年層親子や小・中・高生に多いと感じます。
大人ももちろん睡眠は大切なのですが、子供いわゆる幼少期の頃の睡眠は特に大切なのです。
しかし、そのことに気づいていない大人が多いのが現状です。
 
特に、睡眠を軽視している子育て中の大人は非常に多いと感じます。
夜遅くにもかかわらず、睡眠を取らないで、テレビやゲームに興じる、習い事を夜遅くまでさせることにより、夜遅くまで起きてしまっている現状です。
家庭や教育の事情はどうあれ、睡眠不足になってしまっている子供が増えています。
 
また、不規則な睡眠習慣を送っていると、生体リズムを乱します
ということは、睡眠の質が悪化することにもつながります。いくら長時間寝ても、睡眠の質が悪ければ、日中に眠たくなる等あまりよくありません。
 
私たちは、朝に目覚めて明るい光を浴びてから、約14時間後より徐々に眠気を感じるように
体内時計(生物時計)がセットされています。
生活リズムが不規則な子どもでは、毎日の体内時計の時刻合わせがまちまちであるため、寝つき時刻も目覚め時刻もますます不規則になっていきます。
特に週末に寝坊をする子どもは、体内時計を整える強い光(太陽光)を浴びる機会も逃してしまいます。
それに伴って、夜更かし型に拍車がかかることになるのです。
 
夜更かしの子どもは、寝不足を週末に解消します。平日に比べて、週末に3時間以上遅くまで寝ている子どもは、睡眠不足があると考えてよいでしょう。
週末に遅くまで寝ていると、その日の夜に眠れなくなり、月曜日の朝を辛い思いをして迎えることになります。
 
そして、朝日を浴びて体内時計を整えることや、子供が眠りにつきやすい環境づくりや、昼寝の時間の調整をする必要性があります。
 
このようなことをできていないことが、非常に多いように見受けられます。
それは、一概に子供だけが悪いわけではありません。
 
適切に対処していくには、「早起き・早寝という基本的な生活習慣から見直すことが必要です。
しかし、それだけでは現代社会では不足していると感じます。
 
大人が子供に対する教育の軽視、怠慢、また大人の自己中心的な考え方があることも事実だと感じます。
よく最近見かけるのは、子供を見るよりも、自分のスマホばかりを見ている親がとても多いことです。いわゆる大人の自己中心的な態度のことです。
子供と手をつないで歩いているけど、もう片方の手ではスマホをいじっていて、目線はスマホなので、子供に目線がいっていません。これでは、子供に何かが起きた時に、対応ができるはずなどありません。
ということは、子供を育てる親には、かなりの責任と注意が必要になるのです。
 
睡眠とは、話がずれましたが大人の行動のせいで、子供の睡眠時間が不十分になってしまっては元も子もありません。
だから、子供と大人、いわゆる家族ぐるみで睡眠について改善する必要性があるのです。
 
睡眠は、最初にも述べましたが、生活の必要3大要素のうちの1つです。
そのうちの1つが子供の頃から崩れると、他の栄養、休養のバランスも崩れることになりかねません。
栄養がしっかり摂れていればそれで十分、というわけではないのです。
 
大人の行動を見て、子供は真似をします。大人が夜遅くまで起きていたら、子供はその時間も起きていいものと思ってしまいます。
 
その前に、家族全員で生活の基本である「早起き・早寝」から始めましょう。
大人は子供にまず1週間、頑張って「早起き」をさせましょう。
そして、歯磨きでもしながらベランダに出て、日光を浴びる。
それが無理なら、窓辺で顔を戸外に向けるのでも結構です(室内方向を見てしまうと体内時計の時刻合わせには不十分です)。
 
1~2週間ほども続けると、子供たちの体内時計は徐々に朝型に変わり、早起きの辛さは減っていきます。
早起きさせた分の睡眠時間は、早寝になった分で取り返せるでしょう。
 
早起きから始めることで、太陽と朝食を効果的に使って、体内時計の時刻合わせを行います。
ただしくれぐれも週末の寝坊には注意してください。
お昼近くまで寝坊してしまうと、体内時計が一気に遅れ、1週間分の苦労は水の泡になってしまいます。
 
健全な眠りがあってこそ、活発な、充実した日常生活が送れます。
また、子どもの睡眠習慣は、大人の生活スタイルを映す鏡でもあります。
家族全員で生活習慣を見直し、子どもの快眠を支えてあげてみてはどうでしょうか。
 
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。