なぜ仕事が長く続かないのか~パート5
4月から、福岡の中心地で「パーソナルトレーナーの正社員」として働くことになりました。
そして、6月にお店を新規オープンする、ということも決まりました。
ですので、研修中からやる気がわいてきていました。
私は入社第1号で、他の数名の社員は後日入社しました。
そして、入社して数日後から少しずつ研修という形で仕事が始まりました。
何をするにしても最初のうちは緊張するものですけど、社長や他のスタッフの方々がいい人ばかりで、すぐに打ち解けられて日々の研修を充実して行えていました。
また、以前のブログでも似たような形がありましたが、私としてはいきなり業務から開始をするわけではなく、研修という形から徐々に始めていくスタイルが合っていたのだと思います。
ただ、今回の研修で違う点は、私が少しだけ歳を重ねたことに加えて、以前に数年ほど加圧トレーナーとして働いていたことが評価されて「副店長」という立場で働くことになっていたのです。
また、私は他のトレーナーのトレーニング研修のトレーナーという形で、教育をする立場にもなりました。
このことは、アルバイトとして採用が決まっていたときから社長から言われていたので、心構えはできていました。研修の時は、私がトレーナーを教育する役割がありました。ですので、資料の準備をどうしたらいいか、どういう流れで教えていけばいいのか、知識が全くない人がいるのでどうわかりやすく教えたらいいのか、日々模索して考えていました。
もちろん、その期間は特に自分にとってものすごく勉強になりましたし、いい経験になりました。ただ、未だに人前でうまく教えたり指導したりすることは難しいと感じています。
人に何かを教える難しさ、少人数でも全員に分かるようにして、上手く言葉にして伝える難しさ、自分がわかっていても分からない人に言葉を選びながら説明する難しさ、を日々感じながらも、このときの経験は、後で自分の糧になっていったと思っています。
研修を担当していた時に、資料を作成することや人に教育することが、実は以前に加圧トレーナーをしていたときのことが少なからず役に立っていました。経験したことが業務に活かせて良い反面、教えなけらばならない人数が増えたので、日々試行錯誤しながら行っていました。
加圧トレーニングの専門のお店ではなく、パーソナルトレーニングをメインにして、グループレッスンも行うお店なので全然コンセプトは違うのですが、「トレーニング」というくくりには変わりありません。
知識を中心に研修をしていました。しかも、東京に加圧トレーニングのスタジオに見学に行ったこともありました。
そこで、コンセプトを変えて「パーソナルトレーニングを中心として、グループレッスンもある」というお店のスタイルになりました。
加圧トレーニングのブームは比較的長続きをしたほうですが、ブームというものが一瞬で過ぎ去り、それを目当てにしたお客様は来なくなる、ということを身をもって経験しました。
トレーニングやエクササイズは時に一時的にブームになるのがあるのですが、一瞬で終わってしまいます。しかし、科学的根拠のあるトレーニングやエクササイズ、運動というのは一時的ではありません。その点、「体幹トレーニング」をコンセプトとして、トレーニングスタジオを作った点は私は良かったと思いました。
話を元に戻すと、私は役職に就いているので、仕事としてはトレーナーだけではない状況でした。
1.お店全体に目を配ること
2.店舗がよりよくなるために店長と協力していくこと
3.部下を一人前のトレーナーに育てること
4.トレーニングスタジオの名前を広めるために各種イベントに参加すること
5.店内の清掃業務や雑用、事務作業のフォローやリーダーシップを取ること
などを主に担当していました。
お店のことを考えつつ、自分の能力を上げないといけない。だから、休みの日もできる限りトレーニングの勉強をする、本を読む、トレーニングの情報を得る、セミナーに参加するなど、うまく仕事を中心にした生活を送れるようになってきたのです。
もし嫌なことだったら苦痛でしょうがないでしょうが、私は日々新たな知識が吸収されていき、
それを身につけていくのと同時に、他のトレーナーにも伝える、教える役割をするので「インプットとアウトプットの両立」がうまく循環できてきました。
もちろん、自分の能力不足から、いろいろと業務のことでうまくいかないことが多々ありました。
副店長という立場を任されて、自分の能力に見合うように自分なりに働いていました。当たり前ですが、何度もミーティングをしたり、上司と部下と話し合いの場を設けたりしていました。「立場が人を育て、大きくする」、という言葉がありますが、この時はまさにそういう状況でした。
始めのうちは、お客さんが来なくて苦労しました。そこで、ビラ配りや宣伝活動、PR活動等をスタッフ全員で行ううちにチームワークが次第によくなっていきました。
はっきりいって、ほぼ赤字だったらしいのですが、ほとんど会員さんがいない状況から徐々に会員さんが増えていき、活気が出てきたときは、正直嬉しかったです。
ほとんど何もない状況から、お店を作り出していく楽しみを感じられて、徐々に軌道に乗っていきました。仕事に行くのも、わくわくしながら行っていたような気がしています。
きれいごとを多く書いていますが、実は人間関係の面や待遇面等で少し不満を抱えていました。ただ、気の合うスタッフと仕事終わりに愚痴を言いあったり、食事に行ったりしたこともいい思い出です。
私を慕ってくださるお客様と出会えて、まずまず充実して軌道に乗り始めた頃、入社して1年と少しが過ぎてから、私の体に異変が起き始めていたのです。
このお話は、私にとって人生でもかなり大事なターニングポイントとなるところなので、次回お仕事の話の続きと交えながら書いていきたいと思います。
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。