kimunori10’s diary

マラソン、スポーツ、トレーニングを中心とした雑記ブログ

マラソンにおける私なりのモチベーションの保ち方について

気持ちやモチベーションを日々常に一定に、安定して保ち続けることはとても難しいことです
心には浮き沈みというものが存在します。「喜怒哀楽」という言葉があるように、人の心には感情の起伏があるものです。
 
心が浮ついている、いわゆるプラスに捉えられる「喜」や「楽」というような感情の時は、身体が自然と動いてくれますしかも、自ら進んで、積極的に行動を起こします
逆の場合ですと、身体はあまり動くことなく、何かマイナスな方向に物事を考えることが多いものです。
 
じっとしているよりも身体を動かした方が脳が活性化する、思考が進んでいくというのは、科学的にも実証されていることなのですセロトニン」や「ドーパミン」、「ノルアドレナリン」等の物質が脳から出ているサインなのです。そのような行動はとてもいいことなのですが、度が過ぎてしまうと、自分の意思と身体が乖離していくことになりやすいです。
 
皆さんも経験があるかもしれませんが、例えば、
・ダイエットをするために日々甘いものを抜いて生活していたけど、今日は我慢できないから食べること
・毎日のように練習しているけど、ちょっと今日は疲れたから練習を休もう
・いつも帰宅したら机に向かって3時間は勉強するけど、今日はやる気が起きないから勉強するの止めとこう
・目標としていたことを達成したから、今週1週間は休もう
・仕事を毎日のように頑張っているけど最近すごく疲れているから、来週1日有給休暇を利用してどこかに出かけてリフレッシュしよう
上記以外にも、気持ちが上がってこない状況を経験したことは、皆さん何かしらお持ちなのではないかと思います。
 
ただ上記のような行動は、先程も言いましたが、自分がしたことや行動に対して、気持ちと身体が「かなり」乖離している状態、つまり、心と体が一致して行動した状態から解き放った行動といえるでしょう心が悲鳴を上げていることに対して、自分の脳や身体が素直に反応している状態なのです
 
少しのことや短期間、短時間のことであれば、ある程度は我慢ができます。例えば、
・1週間だけ毎日頑張って成果を上げられたら給料が上がる
・1週間近くのテスト期間中だけは集中して勉強に取り組む
・数か月後に結婚式が控えているからそれまでに集中してダイエットやボディメイクに取り組む
というような例だと、人によって捉え方が違うかもしれませんが、多くの人は、
「たった1週間でいいの?」「1週間だけ集中して取り組めばばいい」「数か月間だけは食事制限や運動、ダイエットを頑張ればいい」
と捉えて、成果を上げるために目標を達成しようと、懸命に行動に移すでしょう。
ただ実際のところ、このようなケースは極稀なことであり、多くのケースはある程度の期間があり、成果や結果に結びつけるために、それに従って行動に移すのです
 
また、上記の例を1つ取り出して行動を変えてみると、
・仕事を毎日のように頑張っているけど最近すごく疲れている、でももっと頑張らないといけないから休みなしで働いていこう。
というように、心と身体の捉え方と行動を変えたら、その後どうなっていくでしょうか?
 
一見、「頑張っているね、素晴らしい、いいことじゃん」と捉えられるかもしれません。
他人にそのように言われたら、本人は悪い気はしないでしょうし、その気になって、ますます頑張るのではないでしょうか?
世間一般の人たちからしてみると、そのようなことが当たり前である、という風潮がどこかしらあることもまた事実です
 
休まずに気持ちを高く保ち続けている人は確かにいるかもしれませんが、そのような人はまれです。
迷いなく目標や何かに向かって、一生懸命に頑張って行動しているような人でも、実はそうではなかったというようなことは往々にしてあります真面目で何事にも一生懸命に取り組むような人にそのようなことが言えるでしょう
 
それだけ毎日のように気持ちを高く持ち続けることは難しいことであり、現実問題として不可能に近いのです気持ちが常に緊張状態、そして高ぶっているような状態でいることは、精神的にも肉体的にも疲れていきやすいのです
そのことが近年問題になっている「過労死」や「サービス残業」、「休日出勤」等とも関係して結びついているのです。
 
2020年は、コロナ禍により、特に予定や計画が大幅に狂ってしまい、計画が頓挫したり、何らかの予定がキャンセルになってしまったりした人が多くいることでしょう。予期せぬ出来事が起きたという意味では、全世界中の人々が感じて実感していることでしょう。
そうはいっても、せっかく頑張ってきたのに何もすることができない、しようにもすることができずに悶々とした気持ちを、多くの人が今も抱えているのではないでしょうか?
 
ここからようやく本題に入るわけですが、2020年の2月の終わりに、私は本来東京マラソンを走る予定でした。ちょうど1年前のことですが、今でも当時の心境をよく覚えています。
ニュースで連日のように、コロナウイルスが猛威を振るい始めている、人に感染してきている、というようなニュースを目にしていました。先行き大丈夫なのかと、世間の皆さんが思ったことでしょう。にわかに流れる情報が気になって仕方ありませんでした。
 
そして、いざ中止というニュースを知ったときは、やはりショックでしたし、落ち込みました。
目標としていて、ようやく出場ができる大会がなくなったわけですから。その後も気持ちを切り替えようと、何か代わりになるような大会を探しましたが、エントリーできても中止が決まることが多く、次第に私の気持ちやモチベーションは下がっていきました。
 
ただ、この当時私は先が見えず、近々に記録会も大会もない状況でも練習を続けていました。
当時の心境はどうだったのかというと、
・いずれ大会はあるのだからそれに向けて練習をするしかない
・いつ大会が始まるのかわからないのだから準備(練習)はしておこう
・この状況は私だけではなく全国民がその状況なのだから
・この機会に苦手なことや新たなチャレンジができるかもしれないからそれもやってみよう
・大会や記録会がないということはその分のお金を使わなくて済むからお金を貯められる
・1日1日を最善を尽くして、今できることをしていこう
・今まで大会や試合で走りすぎていて頑張りすぎていたからいい休養になったと思おう
この想いを常に頭に入れながら練習をし、走り続けていましたし、今もそう思って練習をしています。
 
ネガティブに考えたり、先行きどうなるのか考えたりすると足が遠のきますそれにやる気や前に向かって進んでいこうという気持ちがわいていきません。その時に私はこう思って日々を過ごしていました。
ずっと暗い道を走り続けるわけではない。いつかは明るくなる日が訪れる」と。
そう信じ続けなければ、前を向いて歩んでいくことはできません。いつまでも不景気な世の中ということはないでしょう。
 
これをマラソンではなくても、あなたが今一生懸命に取り組んでいることに当てはめて考えてみてもいいと思います。
暗い所を走っていると、先が見えずに不安や不満、愚痴などのマイナスな考えや思考経路になっていきます。それに伴って、自分が発する言動であったり、行動、発言、態度が次第に、マイナスな方向に傾き始めるのです。マイナスな発言ばかりする人の所には、マイナスな発言をするような人しか集まりません。
 
だから、そのような人が近くにいると、私はその場から離れます。ニュースや報道、SNSのような情報でも同じで、マイナスなことは聞かなければいけないことは聞きますが、自ら進んで聞くことはありません。中にはそのようなことが好きな人がいますが、私はそうではありません。
 
私は、家の中に1日中ずっと閉じこもっているのが嫌いです。ただし、休日に外に出ると言ってもよっぽどの用事か、ランニングをするだけのことが多いのですが。
家の中でできる趣味が何かあり、それをすることも決して悪いとは思わないです。それはその人の生き方であるので、決して否定はしませんし尊重します。
 
あくまで私は、家に居続けていると落ち着かないというか、動きたい、走りたい、という気持ちが勝ってくるのです。
だから、悪天候でもその気持ちがある限り、突っ切って走りに行きます。大会が近ければ近いほど、その気持ちや行動は増していきます。
 
趣味や特技、自分の得意なことをお持ちの方であればお分かりだと思うのですが、そのことを披露する場が欲しいときがないでしょうか?
何かを収集していて、自己満足の世界に浸る方もいるかと思います。それも大変素晴らしいことですし、その気持ちや行動はよく分かります。
人それぞれ好きなことがあるはずなので、そのことを没頭して楽しむことは今後生きていくうえでも大切にしていったほうがいいと思いますむしろ、そのようなことを持っていた方が人生が充実し、より豊かに生きられるでしょう
 
私は現在、30半ばの人生を歩んでいます。マラソンに出会えたことは大変よかったと思います。マラソンを通じて様々な人と出会いましたし、様々な経験をしてきました。これは、私の人生を豊かにしてくれたことでもあります。
得意なことが、仕事の幅や人脈に繋がったこともかつてはありました。今は大会がなく、長い期間孤独だと感じることが今までよりも多いです。
 
ただ、先程も言いましたが、ずっと同じような状況が続くことはないのです。それでも挫けそうになったとき、自分の場合は
・心を鬼にする
・走る時間や距離を短くする
・走る速度を落とす
・目標を見つめ直す
・他の人が頑張っていると思うようにする
・練習を続けていれば後々に繋がる
・大雨やかなりの悪天候のときは走らないようにしてそれまでは走ろう
というようなことを、その時々で今は思うようにしています。
 
日によって心境や状況は変わります。人間誰でもやる気が出ないときはあるものです。体調が芳しくないときもあるでしょう。残業が長引くこともあるでしょう。仕事等の付き合いで飲み会に行かなければならないこともあるでしょう。
それでも自分自身の中でブレない一本筋の通った、しっかりとした芯があれば乗り越えられることが昨年を通して分かりました。昨年のコロナ禍の状況はさすがに堪えましたが。
ただ、災害のように今後もこのようなことがいつ起こるか分からないですし、予期せぬことは起こりうるのです
 
私の場合は、あくまで趣味であるマラソンのことに関して今回は書いていますが、皆さんも仕事や家事、日常生活のこと、私のように趣味や好きなことに当てはめてみてもいいかもしれません。むしろ、実践している方でもっと良い方法をお持ちの方がいるかもしれません。
モチベーションや気持ちを保ち続けることは人間誰しもできることではないということと、モチベーションや気持ちが下がってもしょうがない、というようなことを頭の片隅に入れておくだけでも、だいぶ楽になれるのではないでしょうか?
この記事を通して、少しでもヒントになるようなことがありましたら幸いです。
 
 
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。