kimunori10’s diary

マラソン、スポーツ、トレーニングを中心とした雑記ブログ

長く現役生活でいられる理由を自己分析してみる

以前にも何回か私のマラソン生活について、このブログで書いたことがあります。
長年陸上競技というスポーツをしているので、もちろん紆余曲折ありましたし、一筋縄ではいかないことばかりでした。
 
しかし、今も現役で続けられています。中学1年生、13歳のときから20年以上に渡り続いていることになります。
まさかここまでやるとは正直思いませんでした。しかし、大学生くらいの時から1人で黙々と練習をするようになってからは、学生時代とは異なり違った目標や目的を見出すことにしたのです
それはどういうことかというと、
・数多くのフルマラソンに出て全国各地を旅しながら楽しむ
・ロードレースばかりでなくトラックレースにもできるだけ出る
・速さとタフさを追い求める
・歳を重ねても向上心や目標を見失わない
・体の変化に対応しながら練習していく
自分自身のモットーというのでしょうか?大雑把にこのような目的意識で、常日頃の練習に取り組んでいます。
 
10年前とは体つきや体力、スピード、俊敏性は変わりました。今でもトラックでスピード練習をしますが、タイムはやはり落ちています。それに絶対スピードも落ちています。
しかし、それでも私はトラックの記録会での自己ベストが出せると信じて、春から秋にかけてはトラックの記録会に参加して走っています。
それに、30代後半になっても自己ベストを出している選手は、全国のランナーを見るといるのです。そのような選手に刺激を受けています。
 
では一体なぜ肉体の衰えが出始める時期に、自己ベストやベストパフォーマンスが出せるのか?と考えました
以前にもトップアスリートの選手が、長年第一線で活躍している理由についてお話したことがありますが、それに類似しています。
・常に高い目標を追い求めてそれに向けて日々の努力を怠らない
・自己節制や管理をきちんとしている
・肉体面でのケアを常日頃から怠らない
・競技以外の面での意識レベルが周りよりも高い
・自分に厳しい
・精神的にいろいろなことを経験してイレギュラーなことにも対応できる能力が身に付いている
・精神状態が安定している
・人間的な深みを増している
などが思い浮かびます。もちろん、全て兼ね備えていることに越したことはありませんが、
1つでも多く当てはまれば、より競技レベルは上がるでしょう
 
そう考えると、私の場合はまだまだ不十分な点が多くあると感じています。
完璧な人間などいませんし、十分に兼ね備えている人間もほとんどいないでしょうが、アマチュア選手にとって競技をする上では、生活面やプライベートにおいても切っても切り離せないものだと思います。
かといって、人間的な器を十分に兼ね備えているからといって、競技レベルが向上するかといえば、必ずしもそうとはいいきれません。
 
しかし、私が長年競技をしてきて、いくつか分かったことがあるのも事実です。それを今から書いていきます。予め書いておきますが、皆さんが当たり前だと思うこともあると思います。そこはどうかご容赦ください。
1.仕事の充実と趣味、私生活の充実は直結していると思うため
当たり前だとお思いの人が多いのではないでしょうか?しかし、このことが分かるのは、私が数多くの経験をしてきたからだと思います。
仕事が充実してきて軌道に乗ると、特にプライベート時間での精神面が安定してきます
例えば、仕事をし始めの頃は、仕事を覚えることばかりで、仕事と私生活の比重が仕事の方に傾きます。
それは、仕事を転職した場合も同様といえるでしょう。もちろん、趣味の時間やプライベートにも時間は取れますが、精神面において変化したばかりの頃というのは、不安定で緊張状態が続いていることが多いです。
慣れない環境や仕事、生活、人間関係等が変化します。これは、自分ではうまく対応できてスムーズに順応していると思っていても、予想以上に疲労が溜まっています。仕事の時間というのは、ランニングをしている時間よりも長いでしょう。
仕事面でストレスなく安定していれば、プライベートの時間を充実させたいと思うようになります。逆も然りで、ストレスや不満、不安なことばかり仕事で続いていて残業や上司と付き合わされて拘束時間が長ければ、精神面も肉体面も疲れてしまい、私生活の充実どころではなくなるかもしれません。
私は家庭を持ったことがないのですが、私の身近な人の聞いた話や周りの知人の状況を見ていると、結婚してから記録や成績が伸びている選手がいます
しかも女性の選手で結婚、妊娠を経て競技復帰してから、急速に成績が上がった選手もいます
 
2.自分に厳しすぎない
一体どういうことなのか、わからないという人もいるでしょう。多くの人は「マチュア=一般人」で、競技だけをして生活ができるわけではありません。
もしプロスポーツ選手のように、自分に厳しく私生活も競技面もありとあらゆる面でストイックに活動していたら、そのスポーツを長年続けられるのでしょうか?
もちろん、一部の選手にはそのような人がいます。しかし、自分を追い詰めてばかりいると、その分反動が大きくなって後に返ってきます
ある程度の息抜きは必要です。休養もそうですし、遊ぶこと、交友を深めること、たまには自分の好きな物を思いっきり食べることもそうでしょう。
ストイックであることは確かに素晴らしいのですが、程よく休んで心身ともにリフレッシュすることも大切だといえます
良いようにいえば「マイペース」、悪くいえば「追い込めない」という表現でしょうか?
 
3.好きなことをとことん追及する
競技をする上で、その競技を心から好きになれないと、長くは続かないのではないかと思います
「好きこそ物の上手あれ」ではありませんが、それをすることがどんなときでも好きだという気持ちがないと続きません。
いわゆる「義務感」みたいになってしまうと、次第に練習をすることが嫌になります
私は学生時代を除き、指導者についてもらって競技をしていません。もちろん、指導者がいたほうが良い点が多くあるのは事実です。
ただ私は、自分で自分を管理して競技をしていく道を選んでいます。その理由のうちの1つとして、指導者がいると、その競技に対して探求、勉強することを怠ってしまうのではないかと思うからです。
怪我をしないようにするにはどういうフォームで走ればいいのか、どのようなストレッチをし
て、どのような方法のケアをしたらいいのか、またもっと効率の良いフォームはないのかを考えながら練習しています。
走ることが好きだけなら、ゆっくり景色を見ながら走ればいいのでしょうけど、私の場合はそれにプラスしてより速く走りたい、大会に出ていい順位を取りたい、という他の目標があります。だから、体幹レーニングや家でのセルフケア、マッサージなどの自己管理は全く苦になりません。
 
4.他の選手に刺激を受ける
孤独とは違いますが、自分で言うのも変ですが、孤高の存在かもしれません。ただ走っている人や選手なら大勢いるでしょうが、競技として行っている人はかなり少ないです。
そのようなときにモチベーションを上げる、あるいは保つためには、同年代の選手や走力が近い選手と試合や大会、記録会等で顔を合わせると気合が入ります
同じ地域の選手とは顔なじみのため、いろいろな話をすることがありますが、ちょっとしたことでもモチベーションが上がるものです。
また、試合で活躍していると、自分も頑張らなきゃという気持ちになります。ライバルという意識はありませんが、好敵手がいると、より一層頑張ろうと思えます。
あまりにかけ離れた遠い存在であったり、全く面識のない選手を勝手にライバル視したりするのはどうなのかと個人的には思いますが、それでも目標とする人がいることは良いことではあるのかなと感じています。
 
5.いい結果を出した時の満足感を味わいたいから
競技を本気でしている以上は、いい結果や記録を出したいと思うことでしょう。
もちろん、いい結果というのは、単なる自己満足に過ぎないのは百も承知なのではありますが、自分の目標とする大会でいい結果や記録を出せたときは、かなり自分に自信がつきます
大会の大小は関係ありませんし、記録会で組1着であってもかまいません。
陸上競技の特性上、天候や競う人に左右される面はありますが、たとえ条件が整っていなくても、攻めのレースができた、思い通りのラストスパートがかけられた、課題としていた点がレースで修正できた等、あらかじめ自分自身で決めておいたことを達成できればいいのではないかと思います。
それに、身近に応援してくれる人が必ずいるはずです。私の場合は母親ですが、どんなときでも応援してくれて、いい結果を出した時は喜んでくれて、悪い時にはよくやったと言ってくれます。
どのような人でもいいでしょうが、身近な人だとより一層嬉しい気持ちを共有してくれて、その人が喜んでいる姿を見ると、次ももっと頑張ろうとも思えるはずです
 
6.応援してくれる人がいるから
先程書いたことに似ているのですが、応援してくれる人の存在は大きいと思います。
たとえ身近にそのような人がいなくても、必ずどこかで誰かが応援してくれているものです。
以前、競技をしていて身近に応援してくれる人はいないなと思っていたとき、SNSであまり普段会わない人からメッセージで「いつも陰ながら応援しているからまた頑張ってね」というメッセージを見た時には泣きそうになりました。
また、私はちょくちょく大会や記録会に出ているので、見ず知らずの人から「また、走ってるの?頑張れよ」とか、練習しているときでも年配の方から「いつも頑張ってるね」という言葉を掛けられることがあります。
やはり、見ず知らずの人であろうと、応援してくれる存在というのはありがたいですし、嬉しいものです
 
7.周りを気にせず自分を貫く
周りの目を気にしていてもしょうがないと、今は思えるようになりました。
以前は、正直周りの目が気になっていた面がありました。またこいつ走ってるじゃないか、何をそんなに好きでやってるのか、とか勝手に自分で思っていました。
しかし、周りはそんなに自分を見ていないし、自分のやり方はたとえ周りに何を言われようが貫こうと思いました
そして、そう思うようにしていきましたし、今もその気持ちでいます。
そもそも普段毎日のように、ランニングをしている人自体が少ないですから、今では誇りを持って走っています。
自己満足、自己中、趣味の延長、そのように周りから言われたことはありませんが、そのような面があることも事実だと思っています。しかし、そういった外野の意見を気にしていたら、何も楽しむことはできませんし、言ってしまえば他の人に迷惑をかけているわけではありません。
しかし、競技を頑張りすぎるあまり、他のことが疎かにならないようにしなければいけません
 
 

 
まだまだ現役で活躍できるように、オンとオフの切り替えをしっかりと行い、自分を律して、仕事もプライベートも全て充実した人生を送れるように、1日1日を大切に過ごしていくことは大前提でもあり、モットーにしています
これを読んでいる方々の中にも唯一無二の趣味や好きなことがあると思います。それと一緒だと思います。これからも長く現役でいられるように日々精進していきます。
 
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。