kimunori10’s diary

マラソン、スポーツ、トレーニングを中心とした雑記ブログ

アスリートが何年間もトップであり続ける理由

長年、トップアスリートとして活躍している選手は、どのスポーツの競技にもいると思います。
 
私は純粋にその選手たちに尊敬の念を抱きます
トップアスリートではありませんが、長年アマチュアレベルでも活躍し続けていきたいと思っている1人です。
 
ラソンを20年近くしていますが、レベル的には到底満足のいくところには達していません。ただ、まだまだ成長できると思っています。そして、やり残していることも多いです
だから、できる限りはやり続けていきたいです。
 
しかし、私は「トップアスリート」ではありません。
他者から見ると、「趣味の延長線上」だと思うでしょう。
 
私が思うトップアスリートは、成績を常に上位で安定して残している選手だといえるからです。
一度きりのいい成績でも正直評価はされますが、どの試合も高レベルで成績を残し続けることは、相当難しいことなのです。
判断は分かれるかもしれませんが、プロでもアマチュアでもトップであり続けることは素晴らしいと思います。
確かに、レベルは違うでしょう。
しかし、アマチュアでも自ら望んでアマチュアになった人もいれば、致し方なくアマチュアになった人もいるわけですから、そこに差をつける必要性はないと思うからです。
私の身近な人にもアマチュアではありますが、第一線で活躍している人はいます。
 
では、一過性で終わってしまう人と、長く続けられない人と一体何が違うのでしょうか
私が思うにいくつかの理由があります。
1.自己管理が徹底されている
2.自分に厳しい
3.ストイック
4.探求心がすごい
5.目標が高い
6.自分に満足しない
7.謙虚で素直
8.真面目である程度頑固
9.ルーティンや独特の世界がある
10.当たり前のレベルが高い
等です。1つずつ見ていきましょう。
 
1.自己管理が徹底されている
私生活が乱れて、暴飲暴食をしたり、夜遅くまで街中を出歩いたり、遊び惚けていたりするようなアスリートはあまり存在しないと思います。もしいたとしても、長く競技はできないでしょう。それに体調を崩して試合に出られないようでは、首脳陣の信頼は得られず試合に出られないでしょう。
もしそれが続いた場合は、大きく信頼は薄れていき、選手として生き残ることは困難になると思います。
例外の選手はいますが、大概は自分のことをよく観察、分析、そして自己管理を徹底していますケアはもちろんですが、ケガの予防を徹底しています。
それに体重や体脂肪、身体の周囲径等をよく把握し、自己分析しています
また、こだわりが強いので、細かいことをすごく気にしています。部屋の温度や湿度、行く場所行かない場所、食べるもの食べないもの等数々のこだわりを持っていることが多いです。真似をする必要はないのですが、アスリートであるには見習う面は大変多いです。
選手自身が本を出版していることがありますが、その中にも数々のこだわりを掲載しています。
ここで書ききれないくらいにあるので、一度ご覧になってみるといいでしょう。
 
2.自分に厳しい
これはスポーツをする上では大事なことですが、トップレベルとなると厳しさのレベルがはるかに高いです。
限界まで追い込むことは多く、それはスポーツをするうえで当たり前なのですが、限界のさらに上をいくからです。
自分に優しくすれば、追い込む必要もなく、練習をしなくてもいいのです。ただ、それでは上のレベルにはいけません。
練習を毎日することは当たり前ですが、アスリートは質も量も全てのレベルが高くて唖然としてしまいます。アマチュアの人がこれはすごい、自分には到底無理だ、というようなレベルです。
練習の時間も質も量も内容も、これぞプロと見せつけられます。
また、それは私生活にも通じる面があります栄養面、睡眠、日常生活、全てが徹底されていて、妥協を全くせずそれが当たり前になっています。3.と近くはなりますが、自分に甘いようではプロでやっていくには無理でしょう。アマチュアでもそこそこだと思います。
 
3.ストイック
先ほど述べた2.の面と近いです。1秒、1センチ(ミリ)、1回等、練習からすごくこだわりが強いです。それを徹底、追及しています。でも、プロの選手はそのほんのわずかの差で泣くことがあるのです。
だった1秒でも順位が決まりますし、運命を左右します。たとえ指導者がそれを求めて指導しても、本人の意識が甘ければ、試合で差となって表れるでしょう。
順位や記録が決まってからでは遅いので、練習で追い込むのです。
そして、練習や試合だけでなく、私生活もすべてがつながっていると考えるので、何をするにも自分を律して徹底して追い込み、生活をするのです。
 
4.探求心がすごい
練習や試合のときの、自分の動画や写真を見たことがある人はいると思います。そのような時に、細部まで徹底して自己分析をして、コーチや指導者にアドバイスや改善点を求めるのではないかと思います。
しかし、レベルが高くなると、関連書籍を自分で調べて研究したり、もっと詳しい専門家にアドバイスを求めに行ったり、より徹底的に研究、追及、分析をします
もちろん自分だけでなく、チームスポーツであれば相手チームの研究もあるでしょう。
また良いと思った情報と悪い情報の分別ができるので、良いと思ったらそれについてより深く掘り下げていきます
そのため、変化を恐れません。調子の悪い時の動作と良い時の動作、ちょっとした癖を見て分析し、試合で活かせるように練習し改善し、それを自分のものにしていくサイクルを、いつ何時も行っているのです。
 
5.目標が高い
目標をだいたいの選手が決めているとは思いますが、そのレベルや数値、設定の仕方がかなり高いのです。
しかも、目先の目標ではありません。はるか先の自分のことを予測して今を動いているのです。
もちろん、4年サイクルのオリンピックが、多くのスポーツ選手の目標になるでしょう。
それももちろん大切なのですが、長年活躍するためにはもっと先を見なければいけないのです。
無理な目標だと周りが思おうと、自分の信念を貫き通す精神力が必要ですが、それも踏まえたうえで、はるか高い所に設定して自分を追い込むのです。
そして、結果を出して目標に近づいていきます。
 
6.自分に満足しない
限界は自分で決めるものであって、心がそれを支配するのである」と、ある指導者が言っていました。
昔は血を吐かせるまで練習をする、水を飲まずに練習をする等、いわゆる「根性論のような指導法」であらゆる競技の練習でそのようなことを行っていました。
今はどちらかというと、「理論」を優先する傾向が強いので、合理的で効率の良い練習が好まれるようになりました。
しかし、ある程度の根性論的な練習も時には必要だと思います。野球のゴロノック1,000本のような練習は、確かに合理的だとはいえませんが、それをすることにより精神面が鍛えられ、試合で苦しい時に最後の力を振り絞る練習にもなるからです。
本当にぶっ倒れるまで練習をするのですが、そこから成長できることも多いのです。
 
7.謙虚で素直
性格面にはなりますが、このような選手が多い傾向にあります。
自分担当の指導者だけでなく、様々な指導者からのアドバイスにも実直に耳を傾け、良いことを取り入れる柔軟さがあります
傲慢な態度も時には必要ですが、あまりに度が過ぎるとスポーツから離れた場面で問題を起こしたり、トラブルを招いたりして、選手生活に支障が出るかもしれません。
若い選手に多いのですが、そのような選手は長く第一線で活躍している選手は少ないように思います。
新たなことを取り入れる柔軟性も必要で、頑なに自分の考えを貫き通すだけでなく、自分の弱みや弱点を聞き入れて、改善することも時には必要になります
そのような選手は、いつまでも強くなりたい、1位を取りたいと思っているので、向上心も備わっているでしょう。
 
8.真面目である程度頑固
真面目だけでは長く第一線で活躍はできないですし、真面目にしていても解雇されることだってあります。
真面目であることは絶対条件ではないのですが、共通している部分ではあります。
「ある程度頑固」と書いたのは、自分なりのスタイルというものがどのスポーツにも必要だからです。
みんなと同じでは、その中で埋もれてしまいます。要するに、自分なりの武器とでもいいましょうか。
プロ野球でいえば、「足のスペシャリスト」「アンダースロー」「対左キラー」等、この武器があることで通常よりも長く活躍できる選手です。
ただ、それに関しては少しニュアンスが変わるとは思いますが、自分の武器をとことん突き詰めて研究、探求、分析していくことは、どのスポーツにおいても大変大事なことです。
 
9.ルーティンや独特の世界がある
スポーツ選手をみていて、今から何か競技を始める前に、独特な動作をしている選手を見たことがありませんか。
それをすることで、精神の集中を図る意味合いが主にあります。それを行うことでスイッチが切り替わるのです。
自分に合う集中の仕方をしたことで成績がついてきて、以後コンスタントに結果が出るようになったら、それを継続的に行うことで自分の型となります。
一流のスポーツ選手のルーティーンを一度真似をしてみてもいいでしょう。
とにかく自分が試合モードに切り替わるスイッチとしての役目を果たせればいいのです。
また、表現が難しいのですが、独特のオーラを放っています。俺に近づくな、というような雰囲気でしょうか。
チームとして見てもそれは同様です。やはり一流の選手は、近寄りがたい独特の雰囲気を持っています
 
10.当たり前のレベルが高い
どんなスポーツにも練習は必要ですが、そんな練習はして当たり前、というレベルが違います。
練習もですが、身体のケアや怪我の予防に関すること、栄養面、生活面も含めて、レベルが普通の選手より高いです。また、時間も場所も費用も惜しみません。
普通といわれるレベルを上げるには結果もですが、練習や日常生活から全ての自分の行動を一歩、いや数歩も上を目指さなければならないのです。
 
上記の1.~10.すべてを兼ね備えていないとプロになれないのかというと、そうでもありませんし、あまり備えていない選手もいると思います。
しかし、トップレベルとなると話は別で、例えば「人間力」という言葉がありますが、人としても周囲から尊敬できるような素養を兼ね備えています
ファンサービス、感謝の心、相手を敬う気持ち等、まだまだ一流選手には他の選手にはない
素養を兼ね備えているものです。
 
スポーツをしている人ならば、各スポーツ界でベテラン選手でトップを維持している人を探し出し、共通していることは何かを学ぶこともとても大切なことだと思います。
スポーツをしていて自分が今後どうなりたいかと考えた時に、自分がすべき行動が見えてくると思います。
今一度、自分を見直しこれを見て新たなモチベーションにしてみてはいかがでしょうか。
 
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。