kimunori10’s diary

マラソン、スポーツ、トレーニングを中心とした雑記ブログ

野球について私が思うこと

前回のブログでは、サッカーについてお話をしました。
今回は、他の好きなスポーツのうちの1つである野球について書きたいと思います。
 
野球を見るなら、国内か海外(主にメジャーリーグかによって分かれるかと思います。
もちろん、野球が好きなら国内も海外もどちらも見るでしょうが、どちらが好きかと言われたら、あなたならどちらを選ぶでしょうか。
おそらく多くの人は、「国内のプロ野球を見ます」と答えるのではないでしょうか。
 
やはり、国内なので身近で行われているスポーツであり、連日のように報道されていること、またある程度人気があり、注目度が高いことなどが挙げられると思います。
 
しかし、近年野球を生で観に行く人は増えていて、インターネット動画で野球を見ている人は増えているみたいですが、実際に野球をする人は減ってきています。
 
今でも、子供の頃に将来なりたい職業で野球は上位に挙げられるスポーツです。
しかし、残念ながら少子化の影響で、野球に携わる機会は急激に減っています。しかも、以前は男の子の間で1位に位置していたのが、サッカーに抜かれて今ではユーチューバー等にも抜かれてしまい、野球の人気は下降気味だということです。
 
そして、他のスポーツの人気が上がり、様々なスポーツがあることも一昔前と比べると影響してきているのではないかと思います。
 
私が学生時代の頃である約20年近く前までは、スポーツといえば「サッカーか野球か」と言われるくらいに、男子の間では人気がありました。
 
私も実際に、小学生の頃に野球かサッカーのどちらをするのかで悩んだ時期がありました。
しかし、なぜ私はサッカーを選択したのかというと、
・野球道具が高い
・練習時間がかなり長い
・練習が厳しいイメージがあった
・気軽にできるスポーツではない
・坊主頭にしないといけない
くらいがその頃にありました。現在もその傾向は、ほとんど一緒だと思います。
 
また、練習中に水を飲んではいけないとか、体罰があるとか、部員が事件を起こすとか、「負のイメージ」も常につきまっとっていました。
 
ただ、野球のいい所ももちろんあります。
・かっこいい
・精神的に鍛えられそう
・集団行動が身につき、相手のことを思ってプレイするという精神が身に付けられる
・常に全力でプレイするので何事もあきらめないという精神力が身に付く
・注目されやすい
・スタミナがつく
くらいが思い浮かびます。
 
私は、遊びでしか野球はしたことがないので、上記はあくまで憶測の域を出ないです。
しかも、まだ上記以外のことが出ていないと思いますが、どうかご容赦ください。
 
 
どんなスポーツでもそうだと思いますが、第一線で活躍ができるレベルの人は、ほんのわずかしかいません。ピラミッドの頂点に位置している人はほんの一握りです。
 
私が最初に疑問を投げかけた、「野球を見るなら国内派か海外派か」、というのも、かなりのトップレベルの人たちの話です。
 
普段私たちがよく目にするメジャーリーグというのは、「世界各国の超一流プレーヤーの集まり」です。
もちろん、日本国内のプロ野球もレベルが高く、一流の選手たちが多いですが、そこでプレイができる選手は、先ほども言いましたが、ほんの一握りです。
だいたいの人たちが「マチュア」どまりです。ただどのスポーツにも、それは同じことだといえます。
 
日本のプロ野球が衰退しているのかと言われれば、必ずしもそうではないと個人的には思います。これは、実際のプレイ内容や選手の質、レベルはもちろん球場に観に来る人の数、野球の視聴者等をトータルで見ての話です。
 
ただ、いかんせん先ほど述べたように、野球人口が減ってきていること=ピラミッドの最下層の部分が問題なのです。果たして、少子化だけが原因なのでしょうか。
 
私が子供の頃には、野球ができる公園やグラウンドは数多くあった気がします。
しかし、最近野球をしている子供たちや学生たちの姿は、あまり見かけません。
上記に述べた原因の根本的な問題のうちの1つとして、ほとんどの公園やグラウンドではボール遊びが禁止されています。それは、野球に限らないことかもしれませんが、それに野球は身近な場所で、1人ですることがかなり限られます。ボールを使えないとなれば、バットで素振りをするくらいしかできないのではないでしょうか。
 
野球に限ったことではないのですが、いくら外で遊びたくても、そのような環境が近くになければ、必然的に家で遊ぶか、違う遊びをするか、の選択をせざるを得なくなります。
 
それに日本では、少子化がかなりの速度で進んでいます
子供たちが、身近に野球に親しんでもらうような工夫や対策をすることは急務だと思います。
様々な人たちが、対策や改善を今までもしてきています。どうにか他のスポーツに子供たちが行かないように、他の業界の人たちの意見を聞いて議論をしています。下記に現状の課題を、私なりに書き出してみました。
・女子選手のプロ野球
・校庭やグラウンドの芝生化
・練習時間の短縮
・坊主頭の禁止
・狭い場所でも野球に親しめるような環境づくり
・短いイニングや制限時間を決めて行う
・男女混合で行う
・道具の工夫
・草野球の普及
等様々出てきます。
そして、どんな人にも親しんでもらえるような工夫は、まだまだできるのではないかと思っています。
 
野球に限らず、スポーツは「生涯誰でも楽しめて親しめるもの」だと思います。
ただ、日本国内の野球に関わる人たちや関係者は、今までしていたことのある人やチームのファンの人、野球関係者に近い人等、かなり狭い世界でしか取り込まれていない気がします。
 
問題なのは、一部の上位層の人たちの意見しか取り入れられていないのではないか、と野球界は強く思います。
 
都道府県単位で1チーム、クラブチームに近いものを作り、上を目指して目標になるようなチームを作る(メジャーリーグの下部組織のようなものでもいい)
・大相撲の地方巡業のようにもっとプロ野球チームを地方で行う
プロ野球チームを増やす
・女子リーグをプロ化させる
・プロ選手の引退後のキャリアを充実させる
ボールパーク化をもっと普及させる
・選手とファンとの交流やイベントをもっと行い、開けたものにする
等まだまだ出てくるでしょう。
 
 
プロ野球の方に話を戻すと、今年は特に、ファンあってのプロ野球といわれています。
ファンがいないと経営が成り立たないので、プロ野球の経営陣には、ぜひとももっとファン目線に立って、広い視野で改革や様々なイベント等を実施してほしいです。
 
そして、上記でも述べたことですが、バスケットやサッカーのように、地域密着化をもっと推しすすめるべきだと思います。
良い所は取り入れて改革をしていかないと、この先ますます野球離れは加速すると思います。
 
このようにプロ野球のことを中心に野球のことを書いているのも、単純に野球が好きだからです。
野球が今年の3月から6月くらいまでなかった日は、相当寂しく、どこか落ち着かない日々を過ごしていました。
 
そして、高校野球の地方大会が中止になり甲子園が開催されない、という報道が出た時もかなりショックな気持ちになりました。
 
こればかりは、すべてのスポーツに共通していえることなので、仕方ないといえるのかもしれませんが、どうかこの機会にもっと身近に野球界全体のことを真剣に語り合う状況にしてほしいです。
そして、日本国内の野球がもっと盛り上がるように、野球関係者全員が意見を出し合って、今後の方針を決めるくらいの気概を見せてくれることを切に願います。
そこにプロもアマも関係ないと思います。
私だけいいとか、自分のチームだけ良ければいい、自分のことだけ考えればいい、とかそのような考え方をしているようでは絶対にいけないと思います。
そう思う人が野球界に多ければ多いほど、今後の野球界は、ますます停滞あるいは衰退していくばかりだと思います。
野球をする子供たちを中心に、ファンも離れていくでしょう。
 
いろいろと述べましたが、全ては野球が好きだからです。
 
本日も最後までお読みいただきましてどうもありがとうございました。