kimunori10’s diary

マラソン、スポーツ、トレーニングを中心とした雑記ブログ

コツコツと地道にやることで得られる点とそうではない点

自分の性格上、「何事もコツコツと地道に物事を取り組める点」が長所だと思っています。

でも最近、本当にそうなのか、と時々疑問に思うことがあります。

 

まず、私の趣味であるランニングやマラソンに関しては、地道に継続して練習していかないと良い結果は出ません。

あまり練習が出来なかったときは、いい結果が出たことはそんなにありません。また、結果が出ていたときは「たまたま」その日に調子が良くて、バッチリ噛み合ったときです。

時々、思いのほかいい結果が出た時もあるのですが、それはいい具合に疲労や抜けて、調子やコンディションがうまく整った時だと思います。練習をしていないときには、そのまま練習の成果が結果に表れます。

 

そして、仕事上ではどうなのでしょうか。

私の性格上、目標に向かって黙々と、物事に集中して取り組む仕事は向いていると感じています。今の仕事はまさに、そのような業務なのでそのように感じています。

 

今までの仕事でも、いきなり結果が出るような仕事よりも、継続して取り組み、成果や結果が出ていくような仕事の方が長く続いていました。また、そのような仕事の方が、やりがいを感じていたように思います。

 

コツコツと地道に取り組む仕事は、全てにおいてそういう仕事ばかりなのではないのかと言われたら、確かにそうなんです。

継続して取り組むことでそのことが評価され、日々の業務と長年の積み重ねが、相手方や仕事上の取引先の信頼につながります。

そして、サービス業や接客業では、お客様は「老舗」「歴史のある」「伝統の」という言葉にある種の信頼を寄せています。特に日本人は、相手方や取引先等と関わり、評価するときにそのような傾向が強いと感じます。

 

新しくその業種に参入する企業や、その業種で革新、変革を起こすこと、物事を大胆に変えること等の取り組みには、世間やお客様、人々は厳しい目で見ます。

そして、そのことを人々は、非難したり批判したり、避けたりする傾向があります。特に日本人はその側面が昔から強いので、どちらかというと、保守的になりがちです。

ただ、その取り組みが成功したり、評価されたり、プラスの面が多く取り上げられたりすると、人々や世間の目は、態度がコロっと変わり賞賛、賛同する傾向もあります。

 

歴史のある企業がいい、新規参入してきた企業がいい、というわけではありません。

両者がうまく共存でき、生き延びていく「未来」に目を向けていくことが大事です。会社は利益が上がらなければ赤字になり、赤字が続くと存続が危うくなります。

特に、中小企業ではコツコツと地道にやっていこう、なんて悠長なことは言っていられません。今の時代は、大企業でもそうかもしれません。

 

でも、息長く続く企業というのは、ある程度共通している点があると思います。それは、利益や儲け、自分の会社のことばかりを考えているのではなく、常にお客様のこと1人を大切にすること地域のこと、従業員のこと、様々なものを大事にすること、全て当たり前のことです。お客様のことを大事にすることは、今や当たり前だと思います。

 

その中からどうやって生き延びるのかといえば、1人のお客様をおろそかにしない精神が、かなり重要なのではないかと思います。1人をおろそかに、いい加減にするだけでそれが何十人、何百人と伝播していくからです。1対1の接客でトレーニングの指導をしていたときに、それをまざまざと痛感したことがあります。

1人が離れるときはあっという間ですが、1人を入会させたり、購入に結び付けたり、契約したりすることの方が労力としては全然違います。時間も幅はありますが、それなりにかかります。もし従業員の誰かが何らかの不祥事を起こしたら、それまでいたお客様は一瞬でいなくなります。しかし、1人は入ってくるまでには長い時間と年月、期間を要するでしょう。

 

 

短い期間ですが、今までいろいろな職場で、お客様ではなく、一緒に働いてきた人を見たり、接してきたりしてきました。

そういった職場では、その人(従業員)の経歴や人となりなどは知る由もありませんが、たまに親交が深くなれば相手がしれっと、自分の今までの経歴を語ってくれることがあります。特に、飲み会の場や仕事終わりの気が抜けた時に多くあります。

私はそういうときは、あまり自分からベラベラと話をするタイプではなく、相手の話を愛想良く聞いているだけです。

その時に、その人が過去のことを、武勇伝の如く語るときがあります。

しかし、私は大したことないと思うことの方が多いです。そして、それを聞いて「すごい」「かっこいい」と思うことはあまりありません。

 

過去のことに興味はなく、「過去」よりも圧倒的に「未来」の方が大事で大切な気がします。

 

例えば、いくら輝かしい経歴があっても、もし犯罪を明日犯したら、それでその人の評価は一瞬にして奈落の底へ転落します。

スポーツ選手でも、いくらオリンピックで金メダルを獲得しても、後日ドーピング違反が発覚したら一切評価されなくなります。覚せい剤を所持していて、逮捕される等の事件のようなこともあります。

長い期間をかけて反省をして、また復活して再び頂上にたどり着いたら、それはそれで人間味があって、面白いのかもしれません。ただ、一度着いた「」は一生背負わなければいけません。一度着いた「」を見る世間の目は正直厳しく、再び評価されるには、相当な時間と再生が必要です。

やはり、世間の目は、またやらかすんじゃないか、と思う人が多いからです。

日々努力を積み上げて、信頼を重ねていくことは、かなり労力を使います。そして、成果や結果に結びつくまでに時間を相当要します。

しかし、信頼や評価が崩れていき、崩すことは一瞬であっという間です。

 

ニュアンスは変わりますが、転職活動をしていたときの面接の時に、面接官が私の「過去」にこだわるのか、私の「未来」を見てくれるのかで、私のその会社の印象は大きく変わります。

確かに、私の過去は履歴書に書くと、突っ込みどころが多いのはわかります。だから、そのことを聞くのは分かります。

しかし、そのことをメインに聞いてくるのと、会社に入社することになったら、これからどのような人生を歩んでいくのか、またどのように貢献していくのか等を聞いてくるのとでは、全然違う気がするのです。

 

会社で真面目に働いて、ある程度成果を出しつつ、長く働けば勤務年数が増えていきます。

そこで様々な業務を経験して、役職も上がって、給料が増えて、周囲からの評価や信頼も上がるでしょう。

今の私からしてみたら、単純にすごいな、とは思います。

1つの会社で、その人が地道にコツコツとやってきている結果でもあるからです。

ただ、私は同じことを今後するのかといえば、正直に言ってわかりません。

 

働く上で、これからの時代は1つの会社で長く働くよりも、自分の力(実力やスキル)で生き延びていく時代がくること。

また会社勤めをしていると、いつ会社の方から「あなたは明日から来なくてもいいよ」と言われるかわからない、と思っているからです。

だから私は、今そのための準備をしつつ、いろいろと模索もしています。あまりここでは今は詳しくは話しませんが、はっきりと見えてきたときに、その考えやお話しが出来ればと思っています。

 

私は、不幸中の幸いにして、未だに独り身なので、自分の今後のことを考える時間は、まだたくさんあります。悠長なことを言っている暇はないかもしれません。あっという間に時は経ちます。しかし、焦るといいことがないことは、今まで何回も経験してきています。また、後々後悔することも多いです。

もし現在自分が、家庭を持っていて子供がいたら、家庭のことも考えなければいけないですし、自分が稼がないといけないですから、すぐに正社員に転職して、生活をまずは安定させないといけないでしょう。悠長に構えて、考えられる時間は、そんなにないかもしれません。

 

私は、今の仕事を継続し、生活の基盤を安定させ、ある程度心技体が落ち着いてきてから、ゆっくりと次へと動き出そうと思っています。

それは、今までの私の経験上、そうすることが1番だと思うからです。

コツコツと地道にやると成果に結びつくのか否かの答えは、仕事から完全に身を引いたときや第一線から退いた時に答えが出るのかな、と思います。

 

本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。