kimunori10’s diary

マラソン、スポーツ、トレーニングを中心とした雑記ブログ

自信をつけるためには~前編

皆さんは自分に自信があるでしょうか?
自信をつけるためには、数多くの経験を積み重ねて、失敗と成功を繰り返していくことが近道である、というようなことを先生や指導者、もしくは親や目上の人から教えてもらったことがいる人がいるかもしれません。
 
自分に自信がないという人が、自信の付けるための方法を試してみたり、自信のある人を見習ったり、誰かにアドバイスを求めたり相談をしたりしてもどうもぴんと来ない、言っている意味が分からない、ということの方が多いかもしれません。
このことに限らずどのようなこともそうでしょうが、人によって物事の受け取り方や感じ方、考え方が異なるように「自信をつけるためにはこのようにすれば自信がつく」という明確な答えはないと思います。
 
しかし、自信をつけていくための思考にもっていき、徐々に自信を付けていくことは可能でしょう。
とにかく、当たって砕けろの精神で乗り切ろうだとか、場数を踏めば自信は付いてくるとか、そういったアドバイスは、一概に的外れな答えではないと思うのですが、それをいつまでも受けているようでは、いつまで経っても路頭に迷い続ける状態に陥ってしまうでしょう。
 
もちろん、あなたの周囲には不安なことが一切なくて、常に自信が漲っているという人もいるでしょうし、自分に自信がなくて不安なことが頭をよぎり、自信のないことが多い、という人もいるでしょう。私はどちらかというと、後者のタイプで自信がないことの方が多いと感じています。
だから、前者のような方を見ていると、純粋にすごいと思ったり、どこからその自信が来ているのだろうと思ったりすることがあります。
 
自分に自信があり、生き方や考え方に悩みがなく、堂々としている方というのは、特別にすごいというわけではないと思っています。
ただ、そこにはその人の考え方や物事の捉え方、受け取り方等に何らかの共通点があると思います
ですので、今回は後者の方、私のようにあまり自信を持って生きられていない方に向けて、どうすれば自信を持って今後の人生を送ることができるのか、上手に物事の受け取り方や感じ方、考え方、捉え方を変えるにはどうすればいいのかについて書いていこうと思います。また、今回は文章が長くなりましたので、前編と後編に分けて書いていきます。
 
まずは、自分に自信が持てない人には、どのような特徴があるのでしょうか?
自信がないと悩んでいるのであれば、あなたもこれからご紹介する特徴に当てはまっているかもしれません。
1.自分に厳しすぎる
自分に厳しすぎる人の中には、完璧に理想を実現できずに、自信をなくしてしまう人がいます
目標に対して90%達成できていても、残り10%のできていないことに注目してしまう場合があるのです
できない部分にばかり注目するため「中途半端で何もできない人」というセルフイメージを抱いてしまうこともあります。
例えば、あなたが、「仕事も家事も子育ても全て完璧にできて当然」と考えているのならば、その基準は厳しすぎるかもしれません。
日々やらなければいけないことでも、中には苦手なこともあると思います。苦手なことでも結果を出すことを当然と考えていると、理想通りにいかず、失敗が気になり、自信を無くすことにつながります
 
2.自己評価が低い
「どうせ自分なんて」というのが口癖になっていませんか?自分への評価が低いのも、自信がない人の特徴といえます
たとえその口癖が会話の中で自然と出てくる謙遜だったとしても、自分を過小評価する言葉を繰り返すことで、自己評価が低くなる可能性があります
例えば、仕事に真剣に取り組み評価されていても、「どうせ私は責任のないパートの身分だから」と言い続けることで、「責任ある仕事ができない自分」という印象を作ってしまう場合があるのです。
これまでの経験や結果から、自分には実力がないと感じている人もいるかもしれません。しかし、これまで結果が出なかったのは、あなたの能力に合わないことに取り組んでいたからという可能性も考えられるのです
 
・自分に自信がない原因
自信が持てないのには原因があります。自信をつけるなら、あなたがなぜ自信を持てないのかを考えてみることから始めてみましょう。
1.コンプレックスがある
コンプレックスが、自信のなさにつながっていることがありますコンプレックスがあると、「自分にはきっとうまくできない」と何かをする前に決めつけてしまいがちです
例えば、学歴や勉強の成績にコンプレックスを抱いている人が、勉強が苦手だからいい仕事に就けないと考えているとしましょう。
すると、希望の仕事に就くために努力をしても無駄と考え、何もしなくなってしまうかもしれません。その結果、希望はかなわず、さらにコンプレックスが強くなってしまう可能性があります。
自分に対する決めつけがあることで、本来ならできることがスムーズにできなくなったり、上手くいかない状況で劣等感を感じやすくなったりすることもあります
 
2.過去に失敗をした
過去の失敗から自信を持てなくなっている人もいます。例えば、人間関係で失敗した人は「友だち作りが苦手」、仕事でミスした経験のある人は「大きな仕事はできない」と、感じているかもしれません。
失敗したのは過去のことであっても、いつもそのことが頭をよぎるため、「また同じような失敗をするかもしれない」と心配になり、行動できなくなったりマイナス思考に陥ったりすることがあるのです
 
・自分に自信がある人の考え方
「自信をつけることで変わりたい」と考えているなら、まずは自信がある人がどのような考え方をしているのかを知ることが大切です。
1.ポジティブ思考
自信がある人は、基本的に「自分はできる」と考えている傾向があります自分自身を信じているため、ポジティブに考えられることが多いのです
そのため、新しいことにもどんどんチャレンジできるようになっていきます
時にはネガティブになることもありますが、そのような時でも自分なりの対処法を知っている場合が多いです。
そのため、むやみに慌てたり落ち込んだりしにくくなると考えられます
例えば、ネガティブな思考を架空の人物の声として扱い、その人物にいなくなるよう伝える、という方法を実践している人もいます。
自分なりの対処法を持っていることで、いつも気持ちが安定した状態でいられるのかもしれません。
 
2.自分の強みを理解している
強みを知っているというのも、自信がある人の特徴といえます得意なことや長所を知っているため、自分がするべきことや上手くできる場所を理解しているのでしょう
よく理解した上で行動できるため、何事も上手くいきやすくなるのかもしれません。当然、結果にも結び付きやすく、さらに自信を持って考え行動できるようになりえます。
強みが分かることは、弱みも把握しているということだと考えられます。不得意な分野がはっきりすれば、克服の仕方も分かります。迷うことなく努力できて、さらに自信を持って取り組める分野を増やせるかもしれません。
 
・自分に自信をつける方法
仕事での失敗したことだったり、疲れて家事がおろそかになってしまったり、子どもに必要以上に怒ってしまったりしたことなど、日常のちょっとしたネガティブなことに、毎回落ち込んでいる自分を変えたいと思いませんか?
自分に自信をつけるためのポイントを押さえることが、前向きに考え行動するための第一歩になるかもしれません
 
1.人と比べない
自分に自信を持ちたいなら、まずは人と比べないことです。「○○さんは家事も仕事も完璧なのに私は」と比較していると、どんどん落ち込み自信を失ってしまいます。
誰かと比べるのではなく、自分なりのよい部分を見つけることが大切です。全てを完璧にこなせなくても、「洗濯を上手に干すのが得意」「短時間で夕飯を作れる」「いつも笑顔でいられる」など、何かしらできることがあるはずです。
どんなに小さくても、まずは自分の良い所を見つけてみませんか?
他人を見る前に自分自身をしっかりと見つめることが、自信につながります
少しずつ自信を持てるようになると、人の目や評判に一喜一憂することも減っていくはずです
 
2.スキルアップを目指す
根拠がなければなかなか自信は持てません。もしも今のあなたに自信を持つだけの根拠がないのなら、自信を持てるようにスキルアップを目指すのも1つの方法です
資格の勉強・読書・セミナーへの参加など、興味を持てそうなことや、仕事・家事・育児に役立てられそうなことに挑戦してみましょう。学んでいるということ自体が、自信につながるはずです。
コツコツと学んでいくと、次第に実力がついてくるでしょう。スキルアップに伴い、資格試験の合格や月に10冊読破など、結果が出せるようになると、さらに自信がつくはずです。
 
3.目標を定める
具体的な目標を立てることも、自信をつけるのに役立ちますはっきりと目標を定めることで、何かを達成するという成功体験ができるからです
目標といっても、ごく小さなもので構いません。食器洗いが面倒でついサボってしまうなら、「使った食器をすぐに水につける」だけで良いのです。簡単な目標で成功体験を重ね、自信につなげましょう。
1つ目標をクリアしたら、その後は目標を少しずつ大きくすればいいのです小さな成功を積み重ねることで、いつか最終目標まで到達できるはずです
食器洗いであれば、箸やスプーンなど小物類をすぐに洗う、また汚れの少ない食器をすぐに洗うなど、スモールステップをクリアし、食器洗いをためないことを目指してみてはいかがでしょうか?
 
4.新しいことにチャレンジする
現時点で自分に自信を持てないのであれば、あなたが今のままの行動を続けているうちは、自然と自信を持てるようになるのはなかなか難しいかもしれません。
自信をつけるには、新しいことへのチャレンジが必要といえるからです
「新しいことにチャレンジすると失敗するのではないか?」と心配になるかもしれません。しかし、失敗を怖がっていると、いつまでも今のままです。
考え始めると不安な気持ちが強くなるため、まずは何も考えずに行動に移してみましょう
笑顔を意識することで、気付いたら気持ちまで楽しくなっているということがありませんか?
同様に、先に行動して身体を動かすことで、感情や思考が変化し始めることが期待できるのです。
 
しかし、ここで一度立ち止まって考える必要があります。「自分は何もできない」「自分には価値がない」といった認識は、客観的な事実なのでしょうか?
「失敗する」「嫌われる」は、すでに確定している結果なのでしょうか?
どちらも答えは「NO」であり、単なる思い込みでしかありません。
「自己主張」を専門とする、フランスの精神科医フレデリック・ファンジェさんは著書「自信をもてない人のための心理学」の中で、自信をなくしてしまう原因として次の7つの「思い込み」を挙げています。
1.私には能力がない
2.いつでも人から愛され、認められなければならない
3.私はダメな人間だ
4.何事も完璧にやらなければならない
5.いつも正しい決断を下さなければならない
6.世の中は危険に満ちている
7.人を信頼してはいけない
※前掲書目次より抜粋
またコーチング講師のニュージェントさんは、「不安を感じるのは、物事が悪い方向に進むのをイメージしているからだ」(引用:前掲書ページ16)とも書いています。
自分についてのネガティブな認識も胃を締め付けるような不安も、単なる思い込みなのだとしたら、それらが生み出す自信のなさも、単なる思い込みだということになります
つまり、自信を持ちたければ、この思い込みを正せばいいのです。
 
ここから先が長くなりますので今回はここまでにします。
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。