kimunori10’s diary

マラソン、スポーツ、トレーニングを中心とした雑記ブログ

人を信用できなくなってしまったら~後編

前回に続いて今回は、後編ということで「人を信用できなくなってしまったら」の続きから書いていきます。
 
どうして人を信じられなくなってしまうのでしょうか?その原因をまとめてみました。
実は、過去の経験や心の傷が大きな原因になり、今の苦しい状況に繋がっています。一緒に見ていきましょう。
1.詐欺に遭ったことがある
詐欺やねずみ講など、実際に経験があると、人を信じることができなくなってしまいます。詐欺師はとても口が上手く、相手の信頼を得るのがとても上手です。
人を疑うことがない人間は、言葉を真正面から受け取ってしまいます。しかし、詐欺と判明した瞬間、信じた自分を責めてしまうでしょう
人を見極めることや判断力がないと感じてしまいます。詐欺に遭った経験から「もう人は信じてはいけない」と、警戒心と恐怖心を持ってしまったことから、人間不信になってしまったのです
 
2.両親が疑い深い性格
育ってきた環境によることもあります。例えば、両親から何度も「人を信じるな」と言われて育つと、人間は信用できない生き物と認識してしまうでしょう
どんなに優しく、善意のある人間に対しても「信じてはいけない」という予防線を張ってしまいます。
自らが裏切られた、騙された経験がないとしても、両親がとても疑い深い性格だと、子供にもそれが影響するのです
 
3.裏切られたことがある
恋人に浮気をされた、友達にしか話していない秘密を言われてしまったなど、信頼していた人に裏切られた経験をすると、それが原因になります。相手に対する好意が大きいほど、裏切られたときの悲しみも深いでしょう。
自身が見ていた相手が本心ではなく、裏の顔があったことを知ってしまうと、心に傷が残るのです。どんなに良好な関係を築けていても、人は平気で裏切るという考えになり、何も信用できなくなります
 
4.虐待やいじめ被害にあっていた
過去にいじめられた経験があることも原因になります。仲間外れや無視、暴力など心を傷つけるいじめは大きなトラウマとなり、その被害者に根付くのです。友達だけではなく、両親からの虐待も同じことです。
最も信頼できる近親者からの悪意ある攻撃によって、人は怖い生き物だと認識してしまいます
その結果、大人になっても他人に心を開けず、誰も信じることができませんトラウマがずっと本人を苦しめるため、それを抜け出すことができないのです
幼少の頃についた傷は簡単に癒えることはなく、大人になっても強く残ってしまうのです
 
5.承認欲求が満たされたことがない
頑張っているのに褒められない、努力しているのに認めてもらえない状況ばかりだと、それが原因で人間不信に陥ることがあります
どんなに頑張っても誰も見てくれないとなると、他人は自分に興味がないと判断し、信用をおけなくなるのでしょう。承認欲求が満たされず、何をやっても認められないことがきっかけを作ってしまうのです
孤独や悲しさ、自分の存在意義のなさを感じると本人はもちろん、相手への信頼がゼロになってしまいます。その結果、心を閉ざしてしまいます。
 
6.嘘や裏切りを自分もするから
人間は、自分がしていることは他人もしていると思うことがあります。そのため、自分が人に嘘をつき、裏切る人は他人のことも信用はしません。
私もやっているから、相手もやっていると勝手に判断してしまうのが原因です他人に本心を見せないようにするので、嘘や裏切りを平気でし続けます。それを悪いことだと思っても、自らを守るためにやめられないのでしょう。
 
では、どうしたら人を信じられるようになるのでしょうか?
その対処法についてこれから解説していきます。焦らず、少しずつで良いのであなたができることから始めてみてください。
1.まずは自分自身のことを信じる
まずは、自分のことを信じてあげることが大事です人を信用できない人の多くは、自分を信用できていない傾向があります
あなたがしたことや考えたこと、選んだ人に自信を持ってください。信じる気持ちを向けるのは、他人だけではなくあなたであってもいいのです。
人は自身と他人を投影するため、自分を信じると他人も信じられるようになります。あなたがあなたを認めることで、少しずつ他人に対する価値観も変わっていくきっかけになるでしょう
 
2.楽観的に考える
ネガティブな思考に支配されてしまうと、それがあなたをどんどん蝕んでいきます物事を深く考えると、気持ちがマイナスになり、不安や恐怖心を持つのです
そうならないために、もう少し楽観的に物事を考えるといいでしょう。物事を深く考えず、なるべく気楽に生きることで肩の力も抜けます
小さなことは気にしなくなり、他人の言動や行動に不安を持ったり、疑いを持つことも少なくなっていくでしょう。上手くいく、良い方向へ進むと前向きに考え、恐れや不安という心配をなるべくしないようにしてみてください
 
3.疑いの目を持ちすぎない
人を信用できないのは、疑いの目を他人に向けていることも原因です。しかし、自分を疑うような相手を、好意的な目で見ることは人間にはできません。信頼されていると思えるからこそ、その人と信頼関係を築こうとするのが人間です
そのため、あなたが他人を疑いすぎると誰もあなたを信じてくれません。少し疑いの目を向けることをやめて、信じようという姿勢を見せることも必要です。少し信じてみたいと思うだけでも気持ちは変わります。
もちろん、初対面の人間を信頼するのは誰でも難しいものです。しかし、マイナスに考えるのではなく、プラスに気持ちを働かせると、他人の見方も少し違ってきます。人を見極めることは大事ですが、信頼できないと決めつけるのではなく、何度か接し、関わっていく中で相手を吟味し、判断する意識を持ってください
 
4.1人でも良いから信頼できる人を見つける
信じられない人、平気で裏切る人は少なからずいます。そのため、人間すべてを信頼しなくても良いですあなたが信用できると思える人が1人でもいれば、それだけで十分なのです
親友や家族、恋人などあなたの身近にいる相手に、少しずつでも心を開いてみてください。身近にいるということは、あなたに好意を向けているということなので、心を開いてくれたら嬉しく感じてくれます
まずは他愛ない小さな相談からしてみて、徐々に心の内を見せられるようにしてみてください。
 
5.他人に期待しない
期待をしすぎてしまうと、それが叶わなかったとき「裏切られた」と感じてしまいます。他人はあなたが思うように100%動くわけではありません。ですので、期待をしすぎないことで、恐怖心や不安を和らげることができるでしょう
思うようになってくれたら嬉しい程度に考えておくと、気持ちも楽です。あなたが思う以上のことをしてくれたら、その人は大丈夫だと感じられます。期待をしないことが、信用できる人とできない人を見極める手段にもなるでしょう
 
6.自らを褒めてあげる
自信がないと、どうしても人とコミュニケーションをとるときに、恐怖心や警戒心を持ってしまいますその自己肯定感の低さが、不信感を持つことに繋がってしまっているのです。ですので、自己肯定感を高めて自信をつけることも大事です
頑張ったときや努力をしたときはまず、あなたが自らを褒めてあげましょう。そしてどんな小さなことでも良いので、成功するという体験をしてみてくださいそれを積み重ねると自然に自己肯定感が高まり、自信も持てるでしょう。人と関わるときも堂々とでき、恐怖心や警戒心も薄れていきます。
 
7.環境を変えてみる
もしかしたら、今の環境に問題があるかもしれません。あなたが変わろうと思っていても、周りがそうさせません。ですので、思い切って環境を変えてみるのもひとつの方法です
引っ越しや転職はもちろん、友達関係や恋人など人間関係も見直してみるといいでしょう。新しい環境に身を置けば、考え方の変化や気持ちの変化が現れます。いきなりは難しいと思うので、少しずつ挑戦していくと、自分を変えるきっかけを作ることができるでしょう
新しい環境に身を置くのは不安を感じます。人間関係も情があるとなかなか断ち切れません。しかし、古いものを捨てれば、その空いた場所に新しいものが入ってきます。失うのではなく、新しく自分に必要なものを迎え入れることです。ですので、心配せずに今を変える決断をしてみてください。
 
8.原因と向き合う
人を信頼できないのは、必ず原因があります。過去のトラウマや心の傷など何かしらの原因があったからこそ、今の状態に陥ってしまっているのです。ですので、自らと向き合うために、1度信じられない原因や理由をノートに書き出してみてください
文字にすることで客観的に原因を分析することができ、それを解消するための方法を探すことができます。溜め込んでいる気持ちを外に吐き出す意味でも、感情を書き出すのは最適です。自身と向き合う時間を作ってみてください。
 
もし仲が良いと思える友達がいるなら、勇気を出して「相談がある」と言ってみるのも1つの方法です。友達との仲を深めるきっかけになり、信用する第一歩を踏み出すことができます。友達もあなたが頼ってくれたらとても嬉しいはずです。話せる人がいるなら、気持ちを話してみるのもいいでしょう。
 
人を信じることは、簡単なことではありません。しかし、人を信じられることは、すごく幸せで嬉しいことです。もちろん、信じるということは簡単にできることではありません。
不信感や不安を持つ人はたくさんいます。ただ、それができたら今抱えている重たい気持ちが、軽くなっていきます。
そのため、1人でも良いので、あなたが「信じられる」と思える人を見つけていきましょうあなたを見てくれている、好きでいてくれている人は必ずいます。少しずつでもその人に心を開いてみてください。
 
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。