kimunori10’s diary

マラソン、スポーツ、トレーニングを中心とした雑記ブログ

仕事の業種別の繁忙期について

繁忙期」とは、業務が特に忙しくなる時期の事を指します。
例えば、温泉旅館はゴールデンウイークや大型連休、お盆休みなどに人が集中します。
予約が埋まってしまったり、その時期は宿泊料金が高くなってしまったり、と繁忙期であることがわかりやすいと言えるでしょう。
 
仕事をしていく上でも、サービスを利用する上でも、様々な企業の繁忙期を知っておくと大変便利です
サービスを利用する立場ですと、繁忙期以外の日に利用する事ができれば混雑を避ける事ができ、料金が安くなっている事もあります。
仕事をしていく上では、お客様の忙しい時期を把握しておく事で、スムーズに仕事を進める事ができるでしょう。
 
また、転職をする際にも繁忙期を知っておく事は、その仕事を知る上で重要になるでしょう
お仕事形態によっては、これから繁忙期を迎える業種があることでしょう。
また、業種によってはその逆の「閑散期」を迎えるような業種も存在すると思います。
業務があまり忙しくない時期の事です。しかし、仕事である以上は全く仕事がない訳ではなく、繁忙期よりは業務が落ち着く程度になります。
温泉旅館などは閑散期になると、宿泊料金が安くなる事もあり、お得に旅行に行く事ができます。
大型連休中などを除く平日は特に、会社や学校があるため、温泉旅行に行こうとする人が少なくなり、予約が取りやすくなるのが閑散期の特徴です。
 
ここで今回は、特にこれから繁忙期を迎える業種が多く存在するので、業種ごとにその理由と、だいたいの時期をまとめました。ぜひご参考にしてみてください。
業種ごとの繁忙期の一部をご紹介します。
・不動産系:賃貸、販売、売却
繁忙期:12月~3月
理由:進学、就職、転職などにより、人が動く時期だからです。
※逆に夏場は閑散期になります。
 
・保険系
繁忙期:3月
理由:保険の更新のタイミングで乗り換える利用者が多く、また、進学・就職などのタイミングで何かしらの保険に加入する利用者が出てくるためです。
※余談ですが、毎月月初に保険のお問い合わせが多くなる傾向が見られるようです。
 
・会計、税務系
繁忙期:3月、9月
理由:決算前の時期であるためです。
 
・運送系:宅配業者
繁忙期:12月、1月、3月~4月、7月
理由:大手の運送会社だけでなく、昨今のインターネットの普及により、ネットショッピングが一般的になった事で、配送業は年中忙しいイメージがあります。
しかし、配送業は12月が一番の繁忙期です。12月はお歳暮やクリスマスプレゼント、お正月用のカニやおせちなど、贅沢品の購入が増えるためだと言われています。
また一般的に、12月ごろボーナスが入る事もあり、消費者の購買に拍車がかかる事も理由の一つになるでしょう。
12月の繁忙期の他はお中元の7月、引っ越しシーズンの3月から4月が荷物の多くなる時期です。
また各地域の風習や、地元の企業の仕事の状況などにも配送業の繁忙期が左右されると言われています。
 
・運送系:引っ越し業者
繁忙期:3月~4月、9月~10月
理由:引っ越し業者の繁忙期は3月から4月です。学校への進学や就職、転職や転勤など、この時期に生活を変える人が多くなる時期であることが理由です。
そのため3月から4月に引っ越し屋を利用する時は、直前に慌てて申し込みをせずに早めに予約をする事が重要です。
大学や専門学校に進学する学生や、就職する新社会人など必然的に卒業した後に引っ越しするので、同じ理由で賃貸の仲介をする不動産業も繁忙期です。
特に首都圏の不動産屋は上京をしてくる学生や新社会人で、3月から4月は繁盛しています。
不動産屋と引っ越し業者は同じ時期に繁忙期になります
引っ越し業者と不動産屋はその他にも、秋が第2の繁忙期になります。秋は転勤が多くなる事から、引っ越し業者もそれに伴い忙しさを増します。
 
・自動車:販売
繁忙期:1月~3月
理由:免許を取った学生が車を買いに来るためです。または、免許を取る前に車を選びに来るケースもあります。
 
・教育系:学校
繁忙期:12月~3月、7月~8月
理由:12月~3月は、入試時期のため、お問い合わせ・資料請求・説明会などの需要が高まります。また、7月~8月は、オープンキャンパスがあるためです。
 
・教育系:塾
繁忙期:12月~2月、3月~4月、7月~8月
理由:12月~1月は、受験前の冬期講習などがあるためです。
3月~4月は、入学する生徒が増えるため、もしくは進級したタイミングで需要が高まるためです。
7~8月は、夏期講習を受ける生徒が増えるためです。
 
・ウェディング関係
繁忙期:4月~5月、10月~11月
理由:気候がおだやかな時期に、結婚式を挙げるカップルが多いようです。
ただ、忙しい時期は上記の期間になりますが、実際のお問い合わせがあるのは、おそらくその1、2か月前になると思われます。
そのため、広告として注力するのは繁忙期の少し前が適していると思われます。
 
・ダイエット関係:スポーツジム
繁忙期:1月
理由:1月は何かを始める良い機会として、「ダイエットを1年の初めから始めるぞ」と考える人が多く、ジムに通いだす人が急増するようです。
 
・ダイエット関係:ダイエット食品
繁忙期:7月~8月
理由:海に行きたい女性が危機感を感じてダイエット需要が高まります
 
・美容系:エステ、化粧品
繁忙期:1月、4月~8月
理由:1月はスポーツジムと同じく、年始から新しいことを始めたがって、ムダ毛の処理等で美に目覚める方々が出てくるためです。
4月は新生活、新しい環境が訪れるため、気合いを入れる女性が急増します
7月~8月は海水浴などのイベントの多い時期に気合いをいれる女性が急増します
薄着になる前にムダ毛の処理をしたい、水着になる前に痩せたい、綺麗になりたいと願う女性がこの時期からダイエットを始めたり、エステに通い始めたりします。
夏前になると、足や腕のムダ毛の処理の広告、ダイエットの広告などが出始めます。
 
・飲料系(冷):飲料水、ウォーターサーバーなど
繁忙期:7月~9月(夏)
理由:暑ければ暑いほど売上が増加する傾向にあり、CV獲得数も多くなります
 
・飲料系(温):お茶、コーヒーなど
繁忙期:12月~2月(冬)
理由:寒い時期にはホットを飲みたくなるからです。
 
・旅行系:旅行代理店、アミューズメント施設、宿泊施設
繁忙期:3月、7月~8月、12月
理由:春休み、ゴールデンウイークや夏休み、年末年始のお休みが帰省や旅行などで、1番人が移動をする時期なので、比較的想像しやすくなります
繁忙期と閑散期では混雑だけでなく、特急料金などに差が出ます。繁忙期では料金が増えたり、閑散期では減ったりしています
またニュースなどでも取り上げられますが、お盆休みや年末年始などは、混雑が避けられません。
 
・WEB制作関連
繁忙期:3月
理由:期初(4月)から新しい動きを見せる企業が多く、リニューアルや追加作業などの依頼が増えるためです。
 
・求人(転職)
繁忙期:1月~3月、7月前後
理由:期初(4月)からの転職を狙うユーザーが出てくるためです。また、冬のボーナスをもらった後だから、という理由もあります。
7月も同じく、夏のボーナスをもらってから会社をやめて転職するユーザーが多いためです。
※GW、お盆、年末年始などの長期休暇中も転職の需要が上がります。時間があるため今後の自分の進退を考える人が多い、ということでしょう。
 
・葬儀屋
繁忙期:12月~1月
理由:訃報がいつ入るかは、予想をする事がとても難しくなります。基本的に葬儀屋は正月やお盆はありません。そのようなな葬儀屋ではありますすが、12月から1月の時期は、亡くなる人が多い時期と言われています寒い時期や季節の変わり目は体調を崩しやすいせいか、亡くなる方が多くなると言われています
また、気温の変化やウイルスの流行なども体調を壊しやすくなるので、寒さなどは少なからず影響のある職業と言えるでしょう。
 
・ハウスクリーニング
繁忙期:12月、3月、4月
理由:日本の家庭では大掃除と言えば12月末にする事が多く、ハウスクリーニングも年末が繁忙期になります
日頃の汚れを年が明ける前に綺麗にしたいと考える家庭が多いため、予約が埋まっている事が多くなります
12月末にどうしてもハウスクリーニングを依頼したいという方は、早めの予約を取っておくと良いでしょう。
一般家庭などのハウスクリーニングの繁忙期は12月末ですが、ハウスクリーニングにはエアコンの掃除でになる夏、賃貸アパートなどの空き室の清掃で忙しくなる春にも繁忙期があります。この繁忙期を避けると割引になる事もあり、お得にハウスクリーニングを利用したい方は、閑散期に利用をすると良いでしょう。
 
・介護系
繁忙期:8月、12月、1月、5月
理由:介護の施設は短期入所を受け入れ居ている施設に繁忙期があります
それ以外の通所型の施設などには年度初めが新しい利用者が増えたりするので、その時期が繁忙期です
ショートステイと呼ばれる短期入所は、介護をしている家族が旅行や休暇をする時期に利用者が格段に増えます。
普段は自宅で介護をされている家族が短期入所を利用するため、お盆休みや年末年始の大型連休が施設の繁忙期です
介護事務は、介護報酬の請求業務があるため、月末月初に繁忙期を迎えます。介護事務は毎月繁忙期があり、中にはその時期だけ、とても残業が多くなってしまう施設もあります。
 
・季節別繁忙期の仕事のまとめ
春:春に繁忙期の仕事は、不動産業、運送業、公的機関などです。公的機関は3月末で締める事が多く、教育機関なども3月には生徒たちが卒業し、4月には新入生が入学式を迎える事で忙しくなります。
教育機関は、授業参観や運動会など1年に渡ってさまざまな行事などがあるので、1年を通しても忙しくなります。
ですが、やはり年度末や年度初めは、いろいろな事が変化するので忙しさが増すと言われています。
公的機関が3月末で締める事から、決算日を合わせている企業も多くなっています
そのため企業に勤める方の中でも、経理の方は3月が繁忙期です。
さらに、農業も春が繁忙期になります。作物にもよりますが、基本的には春から夏が忙しく、収穫が終わる秋や冬は忙しさが和らぎます
 
夏:夏はお盆休みの大型連休や学生の夏休みがあることから、旅行業界、観光業や鉄道系などが忙しくなります
プールや海に出かけたり、旅行に出掛けたりするので、観光業界は1番の稼ぎ時と言えるでしょう
また旅行や帰省をする人が多いので、鉄道、航空なども夏が忙しくなる仕事です。
その他には、虫刺されやあせもなどの皮膚に関するトラブルが出る時期である事から、皮膚科も夏が繁忙期になります。また女性がサンダルを履くので、足の爪のお手入れをするためにネイルサロンや、暑さの影響でエアコンの取付などの業者も忙しさがピークを迎えます。
 
秋:秋が繁忙期なのは、ウェディング業界、引っ越し業界です
ウェディング業界は、ジューンブライドである6月もありますが、秋は天候が安定していることや、青空が写真に映えることが理由になります。穏やかな天候の秋にガーデンウェディング、チャペルから長い階段を降りてくる演出なども、天候が安定しているためです。
また春に繁忙期を迎える引っ越し業は、秋にも第2の繁忙期を迎えます
秋は転勤の時期でもあり、それに伴い引っ越しをする方が増えます。秋には内科もインフルエンザの予防接種や流行り始めた風邪などで繁忙期になります
 
冬:冬に繁忙期を迎えるのは教育機関や病院、配送業や金融系などがあります
教育関係は、入試が必要な学校もその準備などに追われて冬が忙しくなりますが、同時に塾なども入試に向け忙しくなります
配送業は、お歳暮やクリスマスプレゼント、ボーナス時の買い物や贈り物などが増えて忙しくなります
その他にも、内科はインフルエンザや風邪、体調不良になる人が増える時期のため金融系は、年末年始にお金が動くために冬が繁忙期になります。またクリスマスがあるので、おもちゃ屋や洋菓子店などもその時期は忙しさが増します。
そして冬は、ウィンタースポーツが盛んになるので、スキー場やインストラクターが繁忙期です。
 
どの仕事にもそれぞれ繁忙期があります。
観光業界や鉄道業界はゴールデンウイークや夏休みの大型連休引っ越し屋さんは3月から4月葬儀屋さんとハウスクリーニングは12月配送業はクリスマスやお歳暮やお正月がある12月と1月エステやダイエットの美容系は夏が来る前に、それぞれ繁忙期を迎えます。
また春には、公的機関や不動産屋、夏には観光業界や鉄道系、秋にはウェディング業界や引っ越し業界、冬には配送業や金融業が主に繁忙期になります。
 
繁忙期と閑散期を知る事で、サービスを利用する方は混雑を避ける事ができ、お得な料金で利用する事ができます
仕事をしている方は、お客様の繁忙期や閑散期を把握できるので、忙しい時を避ける事ができるため、仕事をスムーズに進める事ができるでしょう
 
今後転職を考えている方も、どのような業種でこれから働き始めようかと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
 
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。