インナーマッスルとアウターマッスルについて~中編
前回のブログの続きから書いていきます。ただ、予想以上に文章が長くなったので、今回は中編にします。
・アウターマッスルの鍛え方
アウターマッスルは、インナーマッスルと同じようにエクササイズで鍛えたり、フィットネスジムなどで行うウエイトトレーニングやマシントレーニングなど、負荷の高い筋トレで鍛えたりすることが可能とされています。
トレーニングで筋肉に大きな負荷がかかった後、修復するときに強化されるといわれています。
そのため、筋肉がつらいと感じる程度のトレーニングを、休息期間を取りながら継続していく方法が適しているでしょう。
アウターマッスルを鍛える時にも、正しいフォームで鍛えたい筋肉に負荷をかけることが大切です。
トレーニング時に身体に歪みが生じていないか、フォームに気をつけて行いましょう。
・筋力トレーニングの特徴
筋トレでは、基本的にアウターマッスルを鍛えますが、筋トレで筋肉に負荷がかかると筋繊維が傷つくとされています。
筋トレで傷ついた筋肉が回復する時には、これまでよりも強く太い筋肉になることが期待できるでしょう。
ただし、筋トレ後には48~72時間の期間休ませて、筋肉を回復させる必要があるといわれています。筋トレは回復期間の後に行うようにしましょう。
もし期間を空けずに筋トレを何度も行うと、逆に筋力を低下させる場合もあるため注意が必要です。
・インナーマッスルを鍛えるとどのような効果があるのでしょう
インナーマッスルには関節を正しい位置に安定させたり、身体の動きをサポートしたりするなど、様々な働きがあります。
インナーマッスルを鍛えると、どのような効果が期待できるのかについてご紹介します。
・姿勢が改善する
背骨を支える力が強くなると、重い頭をしっかりと支えることができるため、動いていない時だけでなく、運動をしている時でも、背筋を伸ばした正しい姿勢を維持することができるでしょう。
そして、背すじの伸びた状態を維持できるようになると、自然と腹筋や背筋などの筋肉も鍛えられ、より姿勢の改善が期待できます。
インナーマッスルには、背骨をバランス良くまっすぐに支え、骨盤の角度を正しく調整するなどの役割もあるとされています。
骨や関節の歪みが調整されると、姿勢の悪さから生じていた腰痛が改善したり、疲れが溜まりにくくなったりすることが期待できるでしょう。
・運動機能が向上する
アウターマッスルは、腕や足を動かす時に使われる筋肉なので、アウターマッスルを鍛えるだけで運動能力がアップすると思う方もいるかもしれません。
ところが、インナーマッスルが鍛えられていないと、身体の軸がぶれやすくなるため、アウターマッスルだけを鍛えていても、スムーズな動作ができない場合があるとされています。
体幹が強くなってから筋トレを行うと、正しいフォームを保持しながら高いパフォーマンスの筋トレを行えるようになることが期待できます。
さらに、インナーマッスルとアウターマッスルをバランス良く鍛えていくと、日常生活やスポーツなどの動きが改善されるといわれています。
体幹を鍛えることで、身体のバランスを維持しやすくなるといわれているため、動作が安定してケガの予防も期待できるでしょう。
・基礎代謝量がアップする
安静にしている状態でも、基礎代謝によってエネルギーは、常に消費され続けているとされています。身体の基礎代謝とは、体温を作り出したり心臓を動かしたり、呼吸をするなど、生きていくために欠かせないエネルギーといわれています。
基礎代謝量がアップすると、運動をしていないときでも多くのエネルギーが消費されるようになるため、太りにくい体質になるでしょう。基礎代謝量は、筋肉量が多く筋肉が活性化している人が高くなりやすいといわれています。
体質改善には、筋トレやスポーツなどの運動でエネルギーを消費することもおすすめですが、体幹の筋肉を鍛えて基礎代謝をアップさせておけば、運動ができない時でもエネルギー消費量が高い状態を維持できるでしょう。
また、基礎代謝量がアップしていると、筋肉が体温を作り出す量も増加して血流を促進させる働きもあるとされています。
・美しい体型になる
体幹が内臓を支えられなくなると、胃や腸など内臓の位置が下がってしまうといわれています。
内臓が下垂すると、下腹部がぽっこりと出てしまう場合もあるでしょう。
内臓の下垂が原因で、お腹が出ている場合には、インナーマッスルを鍛えることで下がっている内臓を正しい位置に戻すことが期待できます。
内臓が正しい位置に納まると、低下していた内臓機能が向上して便秘などの不調の改善も期待できるでしょう。
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。