kimunori10’s diary

マラソン、スポーツ、トレーニングを中心とした雑記ブログ

将棋の面白さとは

私は、将棋を見ることが苦になりません。むしろ、好きな方です。
 
最近は、ずいぶんと誰かと指さなくなってしまいました。
 
私が将棋にはまりだしたのは、小学校の低学年のときからでした。
それ以前にも小学校の低学年の頃、入学したての時から自宅にあった将棋盤で誰かと対戦したり、1人でコマを動かして、1人将棋をして遊んだりしていました。
 
また、テレビの対局を見ていました。私の祖父が強くて、年に1度くらい対戦するときは、こてんぱんにやられていました。
 
何がそんなに面白いのか、と思う人が多いでしょうが、いくつか将棋の魅力、面白さ、楽しさはあります。
それは、
・頭を常に働かせなければならないこと
・強い弱いがはっきりわかること
・長時間かけてじっくりと考える癖がつくこと
・戦法によってその人の特徴が出ること
・年齢・性別に関係なく勝負ができること
・終わった後にどうだったかを話し合い自分の想いを相手に伝える訓練ができる
・礼儀や作法、ルールや規則が決まっていてそれを身に付けられること
などです。1つずつ見ていきましょう。
 
・頭を常に働かせなければならないこと
対局が始まったら、何手も先を読まなけれななりません。そして、相手の出方によって何十、いや何百通り以上もの筋道を考えていかなければいけません。
また、対局には制限時間があります。ということは、時間も意識して対局する必要性があるのです。
だから、制限時間内に勝負を決するように、時間配分も頭に入れて対局をするのです。
これが、かなり難しくて時間があらかじめ決められていると焦ります。
焦ると、失敗しやすくなります。また、先を読むのにも時間が限られているため、頭の回転を早めなければなりません。そのため、最善の手を打つときに、本当にそれでいいのかの決断を瞬時に決める必要性にも迫られるのです。
 
・強い弱いがはっきりわかること
勝ち負けの決着がつきます。だから、そういうことが表れるのは致し方ないかもしれません。
また、あまり言いたくないですが、センスも関係していると思います。
常に先を考えて指すということは、そのようなことが苦手な人もいるはずです。あまり何も考えずに、目先の手をただ闇雲に打っていてはなかなか勝てません。
そして、ミスが出てきてしまいます。将棋は、ミスが多いほうが負けるともいわれています。
ということは、ミスを繰り返してしまう人ほど、負けてしまう確率が上がってしまうのです。
センスがある、ない、というのはその辺りも関係してきます。
 
・長時間かけてじっくりと考える癖がつくこと
極論を言うと、日常する対局の場面で時間の制限を設けなかったら、何十時間と勝負が決するまで対局ができてしまいます。制限時間を設けて、将棋を指すルールの方が一般的です。
だから、その時間内に駒を動かすというルールがあれば、それに従って駒を差さなければいけません。
基本的に対局中はずっと考えるので、休む暇はありません。よって、想像以上に疲れると思います。
特に、長時間の対局であれば集中力が保てません。だから、その頭の使い方の配分も戦略のうちの1つになります。
もしじっくりと考えることが苦手な人であれば、将棋を利用して考える癖を養うことができると思います。
 
・囲いや戦法によってその人の特徴が出ること
差し手や順番は自由で、反則手や禁じ手等ルール違反をしない限り、どんな手を差しても構いません。
そこで、指す人の特徴や性格が出ると思います。
「囲い」は、自分の守りの陣地のことです。王様をいかに守るか、そのための守備陣形をどう整えるかです。
「戦法」は、攻め重視でいくのか、守り重視でいくのか、によって序盤、中盤、終盤をどう組み立てていくか、ということです。
守りを固める人、攻めに徹する人、そして攻めか守りかどちらかが得意な人、序盤が強い人、中盤が強い人、終盤に持ち味を発揮する人、線型に忠実な人、型破りなことをしてくる人、それぞれで特徴が出ます。
それは、小さい頃によくしていたプラモデル作りと同じような感じかもしれません。
最後に完成させればよいので、それまでの過程に関しては説明書はありますが、自由にできます。
説明書通りに作る人もいれば、自由な発想で作る人、考えながら作る人、時間をかけてゆっくり作業する人、自分の好きなようにアレンジを加える人、と実に様々です。
やはり、そこでもその人の特徴が出ます。
 
・年齢・性別関係なく勝負ができること
プロ棋士でも最近では、中学生から誕生し始めました。
話題に上っているため、親御さんが子供にさせたい脳を使う教育として、多くの注目と人気を集めるようになりました。
また、小学生やそれ以下の年齢の子でも、大人を相手に勝つことはなんら不思議ではありません。それはかなり魅力的なのではないでしょうか。
他の競技(例えばスポーツ)では、年齢が関わってくることがあります。
その点、盤上では小学生とおじいちゃんが対局をするというように、顔を合わせて対局をすれば年齢は関係なくなるのです。もちろん、性別も関係ありません
ということは、相手は誰でも良いということになります。老若男女楽しめるのです。
 
・終わった後にどうだったかを話し合い、自分の想いを相手に伝える訓練ができる
このことをしない人は多いと思いますが、終わった後にお互いがその時にどんな想いでその一手を打ったかを知ることができれば、相手の考え方がわかって面白いです。
相手の心境が分かりますし、自分の考えを伝える訓練にもなります
できれば、一手一手何かにメモをして、形に残せればいいと思います。
実は、将棋をする上では、これをすることは当たり前なんです。これをしないことには、次の対局に繋がらず。上達しないからです。勝敗はもちろん大事なのですが、それ以前に対局の中身の方が大事だということでもあるのです。
ネット対局では、勝敗だけで終わるのですが、相手と対局するときは終わった後に、感想を述べあって対局を振り返ってみてください。
 
・礼儀や作法、ルールや規則が決まっていてそれを身に付けられること
相手を思いやるという姿勢が大切ですから、それを考えると礼に始まり、礼に終わるというのは当たり前かもしれません。
そして、作法に関しては、細かいルールブックが存在するくらいにいろいろとあります。棋士の方々すらも知らないようなことがあるみたいです。
それくらい実は、奥が深いルールや規則が存在するのです。
例えば、2手連続で同じ人が差してしまった、いったん着手した手を変える行為等です。
 
 
将棋の魅力や楽しさを書きましたが、少しは将棋のことを知ってもらえたでしょうか。
私の書いた事に共感してくださる方もいれば、全く理解できない方もいるでしょう。
しかし、それで良いと私は思うのです。
今回私が書いたことは、将棋の一部分を取り上げたに過ぎません
 
最近公開になった映画でも話題になったり、藤井聡太棋士等の若手棋士の台頭だったり、AIと人間との対局であったり、最近の研究で幼少期から取り組むと、脳の働きがしていない人よりも何十倍も活発になったりと今何かと話題ではあります。
 
また、自分自身の感情や成長の実感など、普段は意識していないことも、将棋を通じて味わうことができます。
そして、現実社会に応用できる状況判断を身に付けることができ、思考のトレーニングに最適なものでもあるのです。
 
それ故に、私が気づいていない他の部分を知っている人がいると思います。それを思いっきり楽しんでいる人もきっと存在するでしょう。
楽しみ方や面白さ、魅力は人それぞれなのです。
それが将棋の最大の魅力だと感じています。
 
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。