kimunori10’s diary

マラソン、スポーツ、トレーニングを中心とした雑記ブログ

緊張することはいいことなのか

私は、緊張しやすいタイプの人間です。そして、あがり症なところもあります。
 
社会人になる前は、特にそのことが嫌で嫌で、それを克服したい気持ちと、もう無理なのかなという気持ちが入り混じっていました。
なぜ緊張しないで、大勢の前で発言できるのだろうとか、大舞台であがったりしないのかなとか、幼少の頃から不思議でなりませんでした。
 
緊張するということは、不安であることとも結びついています
そのことを理解したのは大人になってから、それも随分後に知りました。
それも本当に緊張をすることはいいことなのか、と本気で悩んでいたことがあります。
 
そこで、今回はどうして人は緊張してしまうのか緊張をしないようにするにはどうすれないいのかを書いていきたいと思います。緊張をするメカニズムに関しては後日書いていきたいと思っています。
 
緊張するのは、人前で話すことに慣れていないことや、周りの雰囲気に飲み込まれていること、
大会や試合の前の夜に考え込んでしまい眠れないこと、等の様々な理由があります。
 
そこで、緊張することが多い人は、一体何が原因で緊張してしまうのでしょうか。
・何事も完璧にこなさきゃと思う
・空間や雰囲気がいつもと違う
・過去の失敗したこととかが忘れられない
・事前の準備不足
・失敗したくない気持ちからネガティブ思考になる
・相手のことを過大評価してしまう
・他人からどう見られているのか気になってしまう
等です。
1つずつ見ていきたいと思います。
 
・何事も完璧にこなさきゃと思う
与えられた仕事は無理をしてでも、当日中にやってしまわなければいけない、と思ってしまいます。
また、仕事だけでなくて、やり残したことがあると気になってしまいます。
そのため、その残ったことや作業を片付けてしまいたいと思います。
また、マニュアルがあった場合に、それ通りにしないといけないと思ってしまいます。
だから、ルールや規則に則って、物事をきちんと進めていかないといけない、と感じて処理していきます。
途中脱線したり、ミスをしたりすると、自分に許せなくなる面があります。
その時の心理状態が、緊張する場面に結びついてしまい、失敗してしまうことが多くなります
 
・空間や雰囲気がいつもと違う
いつも同じ空間や環境で物事を行ったり、披露したり、発表したりするわけではありません。
だから、慣れない空間だと、いつもと同じような実力を発揮できないことはあります。
また、自分の得意なこととは違う場面だと力を発揮できないと自分でわかっているときは、
その空間に立つだけでも、足が震えてしまうような場面に出くわすことがあります。
 
・過去の失敗したこととかが忘れられない
プレゼンを全員の前で行ったときに、突然頭の中が真っ白になってしまい、急に言葉が出なくなったことがあります。
そのような経験がある人は、過去の経験が苦い思い出として記憶に残っています
そのため、次も失敗したら相手に迷惑がかかるな、とプレッシャーを感じて緊張してしまうのです。
 
・事前の準備不足
人前での発表をする機会は、急に訪れるときがあります。そのような場合はもちろんですが、あらかじめ決まっていた時に、何も考えもせず、準備を怠っていていると、当初の状況とは違う場面にも遭遇することがあります。
そのようなときに、慌てふためいて何もできずに終わってしまうことがあります。
 
・失敗したくない気持ちからネガティブ思考になる
このような考え方をしてしまうと、抜け出すことが困難になります。
失敗することはよくない、という思考が常にあるため、失敗したときのことまで考えてしまいます。
ただ、それは自分自身を過剰評価している面があります。そして、自分を追い詰めてしまうことにつながります。
 
・相手のことを過大評価してしまう
陸上競技会の場面で、100mだとして、前の組の選手がかなりいい記録を出した時を想像してみてください。
次の自分の出番のときに、平常心ではいられなくなりそうです。それは、もし相手がすごい記録を出して、観客や周囲がざわめいていたら、どういう心境になるでしょう。これは何かの発表会を、1人ずつステージ上で行う場面と似ています。
自分はそれを超えられるのか、いい表現や結果を残せるのかと考えてしまう、という感じです。
 
・他人からどう見られているのか気になってしまう
意外と、自分のことを見ているという人は少ないものです。なぜなら、人はほとんど自分自身か、身内の人くらいにしか関心がないからです。
ただ、意識が他者に向いていると、何か作業をしていてもそのことに集中できずに、相手が自分のことをどう思っているのだろうと気になってしまい、作業が手につかないことが多くなります。
 
緊張をしない人、不安をあまり感じない人は、やはりある程度共通している「何か自分なりにもっている」ことが多いです。
それはどのようなことかというと、
・最初から自分は失敗するものだと思い込む
・事前の準備が十分にできている
・失敗をしないための自分なりのルーティーンをもっている
・周りの評価や評判を気にしない
 
・最初から自分は失敗するものだと思い込む
自分は失敗して当然だと、発表やプレゼン等の前に、事前に暗示しておくことです。
最初からうまくいく人はほとんど、いや全然いないといってもいいのではないでしょうか。
みんな、失敗を乗り越えてここまで来ているんだと、いい意味での開き直りにつながるからです。
 
・事前の準備が十分にできている
準備をしなかったら、自分自身が痛い目にあうわけなので、準備を十分に行えばいいわけです。それでもなお不安という人は、準備がまだ足りていないのだと思います。
だから、何度も練習を繰り返して、自信がもてるくらいまで準備をしておけばいいのです。
このパターンならこの方法、というのが自分の中で多くあればあるほど、不安は解消されていきやすいです。
要するに、引き出しの多さが大事だといえるでしょう。
女性とデートするときも、あらゆる場面に応じて、なるべく早く対応できれば結果につながりやすくなるのと一緒だといえるでしょう。
 
・失敗をしないための自分なりのルーティーンをもっている
失敗をしないためイコール成功させるため、とも言えるのですが、ルーティーンを持っていると
それをすることで、自分自身に自信が持て、プラスのイメージがわいてくることにもつながります。
例えば、この動きを発表する前に行っておくと、自然と気合が入り、スイッチが入る等です。
 
・周りの評価や評判を気にしない
周りは自分のことを思っている以上に気にしていないし見ていない、ということをわかっておくことです。
また、失敗することは恥ずべきことではない、と最初から思っておくことで、気持ちが楽になる部分はあります。
そして、それらは後からついてくるものなので、最初から考えることではないのです。
もし失敗しても、気にする必要は全くないのです。
 
イメージや妄想といったことをするだけでも、不安や緊張状態を導きだしてしまうことができます。また、それをコントロールすることもできます。
どちらもプラスの面でとらえられることが多い言葉ですが、一歩間違えば、逆の働きで表にでききてしまうことがあります。
 
ただ、別の見方をすると、緊張とうまく付き合うことができれば、自分の味方になってくれる存在になりえるのです。
 
緊張や不安が明日からすぐになくなり、解消されるものではありません。
しかし、自分自身の物事の捉え方や考え方、付き合い方、向き合い方等を知っておくというのは大切です。
 
克服しよう、解消しようと気負わずに、「私は緊張しやすい人間なんだ」と理解することで、うまく向き合い、付き合っていければ、今後の人生がまた違った観点から送れるのではないかと思います。
 
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。