なぜ仕事が長く続かないのか~パート1
私は、働き始めて13年くらいが経ちます。
1番長く続いた会社で、2年半くらいです。そのときは、正社員でした。
正社員で他の会社でも働いていましたが、どれも数か月、2年と短いです。
その中でもここから先は、印象に残り、鮮明に覚えている当時のことを中心に、教訓やこれから少しでも何らかのお役に立てれば、と思いながら書き進めていこうと思います。
まず、1社目です。大学を卒業して、すぐに入社した会社です。
大学は東京でしたが、入社して働く場所に決めたのは名古屋でした。東京も選べましたが、私は名古屋で働くことを決めました。
その理由は、兄が近くに住んでいること、幼少期に岐阜に住んでいたことがあるので土地勘がわかること、東京より名古屋の方が住みやすそうだと思ったこと、以上の理由で配属先を決めました。
それに関しての自分の決断は後悔していません。東京だろうが、名古屋だろうが変わらなかったと思います。兄が岐阜にいたので、たまに遊びに行ける点が心の拠り所でした。
東京にいればよかったと、強いて悔いる理由があるとすれば、高校生の時にわざわざ東京に住みたい、何か夢が実現させられると思って上京してきたのに、わずか4年で東京を離れた
ことでしょうか。また、大学でできた友達やサークルの仲間、ランニングサークルの仲間と離れ離れになるわけなので友達が一気に減ります。
困ったとき、話し相手が欲しい時、休日で遊びたいときに近くにいないわけですから、今となっては、そこを簡単に離れたことが後悔したと感じるポイントでしょうか。
それだけなら問題ありませんでしたが、どこかに学生時代の気持ちが残っていて、新社会人として甘えがあったように思います。私の良くない所は「考えすぎるところ」です。「考えずに行動しろ」とよく上司から言われていました。逆に今度はあまりに考えてなくて、上司に毎日のように怒られていました。
働いていたときはすでに、やる気がなかったので、見透かされていたと思いますが、本当に毎日職場に行くのが苦痛でした。
家に帰っても何もする気になれないし、休みの日は何もする気になれない。寝ることしか楽しくなく、出勤前夜は気持ち的に相当ふさぎ込んでいました。
そうなると、全てが「マイナス」のループで回りだすのです。何やっても楽しくない、テレビを見ても笑えない、外に出たくない、食事もあんまりしたくない、などです。
そして、会社に行くことを辞めてしまいました。このときは、誰にも相談できませんでした。母親には電話したかもしれませんが、よく覚えていません。会社の人には、口頭で辞めます、と言ったとは思うのですが、辞めさせてくれませんでした。だから、ずっと欠勤し続けました。
この時、実家に帰ろうとはあまり思いませんでした。なぜなら、実家に帰ってもする仕事があまりないと思っていたからです。帰っても何をするかが重要なので、それよりは、
「都会の方で仕事を見つけて、それを一生懸命に頑張る。そして、稼いで立派な社会人になって、好きなことをする」
そう思うようにしました。
仕事を辞めてからは、気持ちが一気に晴れていきました。また、趣味であるランニングを始めて、就職活動も再開しました。
今振り返っても、辞めてよかったと思っています。続けていれば、確かに身につくこと、経験できたことは多いかもしれませんが、身体はもちろん、心の健康も廃れていっては仕事は不可能になります。このときは病院には行っていませんが、病気ではなかったのかと思います。
最後に、この時に学んだ教訓を記します。
・会社名や知名度で働く場所を選んではいけない
・我慢していてもいいことはない
・仕事に対する考え方がもともと甘かった
・仕事がきつすぎ、自らキャパシティーを超えてしまうと、休日も休めずに心も体も疲れが取れない
わずか数か月間でしたが、今後働くうえで、私が大事にしようとこの時に思ったポリシーがあります。それは、
「仕事をするうえで、心技体が整わないと続けられない。嫌々に働いても長続きしない。仕事を一生懸命もちろん頑張るけど、休むことも大事だ」
ということを学びました。
次回以降も、私が前職に経験してきて感じたことや、当時の状況を中心に書いていきたいと思います。
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。