kimunori10’s diary

マラソン、スポーツ、トレーニングを中心とした雑記ブログ

会社を辞める前の自分の深層心理について~パート3

2社目の会社を辞めてからしばらくして、私は後悔することになりました。
辞めてすぐくらいの時期は、もっとスムーズに次の転職先が決まるものだと思っていたからです。簡単に物事は進まずに、私の甘い考えによってこの時に下した決断を後悔することになるのです。
 
この頃は、前職とは全く違う業種や職種で仕事を探していました。当時は、その次の仕事に繋がるような資格試験の勉強をしていたくらいです。
だから、前職の仕事を諦めようと思って動いていました。しかし、半ば中途半端な決断と行動、思考により、軸が定まらないまま転職活動をすることになってしまったのです。
 
なんとかなるだろうとタカを括っていた面は否めません。たとえ考えが定まっていても、上手く転職先が決まるとは限りませんが、ある程度の方向性は決められます。そこの部分が当時は曖昧でした。社会人になって3年過ぎくらいです。前職を辞めた時には、中途半端でも目標や次への仕事について考えていた「つもり」でも、根拠のない自信と、軸のない目標に、甘い考えにより、かなり未熟な状態でした
 
自分で決めた道、決断は確かに自分で責任を取る必要があります。
だから、当時は後悔しないように、決断に悔いのないように、慎重に期して辞めるという決断をしました。いや、したつもりだったという方が正しい表現でしょう。十分に考えて下した結論は、後から思うとそうではなかったと思うことがかなり多いです。
 
しかし、その決断や判断がどうなのかは「」は分かりません。いくら慎重に、時間を掛けて下したとしても、それが上手くいかないことはよくあることでしょう。
だから、冒頭の結論である、「後悔した」という結果を招いているわけなのです。辞めてから問題になったことは私の場合は、「お金金銭面」でした。
 
もともとあまり金銭的に余裕のない状態なのにも関わらず、すぐに転職先を決められないとなると、貯蓄はあっという間に無くなっていく訳です。ましてや、1人暮らしをしていたので、またもや私の生活は苦しくなっていったのです。
 
辞めて数か月後くらいに、私は職業訓練校に通うことにしました。そこで私は、学校に通いながら雇用保険の給付を受けることにしたのです。学校に通う期間は、4か月くらいありました。その間に資格を取ったり、次の仕事に繋がるような勉強をしたりしていました。
この時は、次への目標がようやく定まった気がして、気持ち的には前向きに進んでいました。前職を辞めてから数か月間で決まりはしましたが、この時の時間の経過は、すごく長く感じました。
 
そして、1社目に辞めた時と同じような状況に戻ってしまったという後悔の念と、次へ進むという複雑な心境、そしてもやもや感しかなかったように思います。また、自分に対する情けなさや悔しさといった感情が常にありました悲壮感まではいかないですが、やはり常に思うのは、「俺は何してんだ」という気持ちでした。行動しても何やっても、全くスッキリしないし、もやもやしっぱなしでした。
 
正直に言うと、この時の自分は本当につまらない人間だったと思います。やれるのにやらない、アルバイトもろくにしない、親のすねをかじる、兄にはお金を借りる、消費者金融にまたお金を借りる、俗にいうところの「プー太郎」に近いような状況だと思っています。自分に対して甘い、いや甘すぎる、そう思います。頭で理解しているのに動かない、これほどタチの悪いことはありません。
 
私は、この頃辺りからそれが理由ではありませんが、私の周りのお友達と段々と疎遠になっていったような気がしています。
強いてプラス材料を挙げるとすれば、学校に通い出したことは唯一の良い決断だったというべきでしょうか。しかし、私はこの後ここでも失敗を犯すことになるのです。
 
通い出した当初は至って順調でした。やはり目標があったこと、それに希望していた学校に通えたこと、それに勉強に向かって頑張り合う仲間がいたからです。志を同じくする同士が周りに何人もいて、時間を共有しながら勉強して、コミュニケーションを図ることは何よりもかけがえのない時間になりました職業訓練校に通うことは、次なる道に進むための準備です。
 
早く働いてから給料をもらいたい、そして全うに働きたい、そのことばかりを考えて学校に通い、勉強していました。このことが悪いとも今でも思っていないですし、そのような人がいてもいいと自分は思っています。それに、社会もそれを推奨している面はあるでしょう。
ただ、結果論ですが、精神的な部分での甘えがまだありました。気にくわなければ辞めて次を探せばいいし、見つかるだろうというどこかに「心の甘え」というものが潜んでいました
 
勉強中でしたが、常に就職先を探していました。そして、何度も様々な会社の面接を受けていました。内心焦っていました。早く就職先を決めたい、という気持ちばかりが先行していたのです。ようやく就職先が決まり、それに伴い学校先を卒業する前に学校を中退し、引っ越しをして内定を得た先に就職しても、わずか数日で辞めるというとんでもない行動をしてしまったのです。
 
この頃の私の精神状態は、何をしても自分に自信がなく、働きたい気持ちが常に空回りもしていましたし、働くことに対して恐怖心と自信のなさがかなり大きかったです
自覚はしているのですが、そのことを認めたくない変なプライドがありました。だから、もっとこの時にそのようなプライドを捨てて、本当に一から出直すくらいの覚悟と気持ち、行動をすべきだったと思っています。
あとは、もっと様々な方々と相談をすべきでした。要するに、コミュニケーションを取って、自分の考えや思考を整理したり、ブレーキをかけてくれたり、親身になってアドバイスしてくれたりできるような人を探すべきでした
 
事実、引っ越したはともかくも、数か月間もの期間、アルバイトでも働いては辞めてを繰り返しました。一応、その間にも相変わらず正社員の就職活動をしていましたし、次に入る会社の内定を得てはいました。
ただ、もっとこの時はやれることがありましたし、もっとやらないといけなかったと思っています。それは、アルバイトでも何でも「働く」ということです。働いてはいましたが、この時もすぐに辞めていました。
 
働かない限りは、お金を稼ぐということもできないのですが、社会に出て何らかの形で貢献するという人としての最低限のことを、20代ですから果たさないといけないといけないでしょう。
もちろん、働くことが諸事情でできない人を除いてですが、私に関して言えばこの時は病気もしていない、元気で健康体の身です。
それに、働くことに対して何らかの恐怖心や不安を感じているようであれば、ハローワークや転職エージェントでの就職相談、また行政の生活相談、それに対面に限らず電話やメールでの相談も可能なのです
 
会社や仕事を辞める前というのは、比較的「勢い」でできてしまう部分がありますし、感情が高ぶっていることも多いです。
特に、周囲や身近に相談できる相手がいないときというのは、そのような感情任せで動くことは危険だと思います。だから、もし身近にそのような人がいなければ、本当に辞めていいのか、辞めた後にどうしていくのかというのを冷静に考えることは必要です
 
そして、それは1日で決めずに期間を設けて決めることも大切です数日で決めてしまうのではなく、働きながらでも私はなぜ不満なのか、何が嫌で辞めたいのか、辞めた後に本当に後悔しないのか、それらを冷静に時間を十分に確保して考えたほうがいいからです。できれば、仕事後ではなく、休日に紙に思いを書き出してみることをお勧めします
体裁にこだわる必要はなく、携帯のメモ機能でも何でもいいのですが、ありのままの想いを書き出してみると、思考が整理されて考えがまとまりますし、思いがけない新たな気づきや後になり、こんな思いを持っていたのだと振り返ることもできます。
私は、この時もそれをしてはいたのですが、どうも不十分だったというか適当にしていた面がありました。だから、次に活かされていなかったのだと今になって思うのです。
 
話を戻すと、やはりこの当時を振り返ってみて、1番早い解決方法は、今になって思うのですが「実家に帰ること」でした。やはり、一人暮らしはお金がかかります。
この時は、一人暮らしが快適で楽、親に干渉されずに済むからということで、実家に帰るという決断を下すことをしませんでした
 
「パート2」でも書きましたが、まだこの時であれば一からやり直しやすかったですし、後々の人生にもいい決断だったと言えるかもしれません。
しかし、そればっかりは分かりませんし、当時はそれがよかれと思って行動しているので何とも言えません。頑なに自分の意思を貫く、というのは聞こえはいいのですが、一歩誤ると取り返しのつかない事態にもなりかねません。
 
私は、何も悪いことをしたわけではないのですが、同じ過ちを繰り返してしまった点においては十分に反省しなければいけないことだと思います。この先、生かすも殺すも己の行動次第だよ、ということは今でも十分に思っています。しかし、想いの弱さや認識の甘さ、自覚の欠如、自分の置かれている状況の把握ができていない面は当時はかなりありました
 
次の就職先が決まることがゴールではありませんし、仕事が順調にいくことがゴールではないと思っています。私は、未だに仕事も恋愛も何もかもが道半ばなことが多くて、経験も知識も中途半端だと思っています。
できることは限られるかもしれませんが、前に進みつつ、次なる目標や出来事、タスクや目的を一つ一つこなしていくうちに、さらなる何かが見えるものだと思います。
 
アルバイトを数日で辞めて、ということを繰り返し行っていた20代半ばのことは、かなり情けないし恥ずかしいことですが、それもまた自分がよかれと思って行動した事実なのです。
今も成功者とか偉そうなことを言える人とかではありませんが、前向きには生きています。もちろん、想いの強さは別にして、この当時もそのような感じで日々を過ごしていました。それだけが唯一の救いだったと言えるでしょう。
やはり、働くことによって人は成長しますし、前に進めるのだと次に就職した先で改めて思ったのです。この続きは、次回以降に書いていきます。
 
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。