kimunori10’s diary

マラソン、スポーツ、トレーニングを中心とした雑記ブログ

私の学生時代の進路の考え方について(中学編)

学生時代、幼稚園あるいは保育園から小学校、小学校から中学校、中学校から高校、高校から社会人あるいは大学、専門学校等、各ステージにおいて「進路の選択」があります。
特に、中学校から先はその選択に頭を悩まされることが多いでしょう。
 
日本はちょうど春頃に入れ替わることが多いので、それまでにある程度自分の中で、これからどうしていくのかを考えておいて、受験や就職試験に挑まなければなりません。
もちろんごく少数ではありますが、あまり考えずに進路を決めていくこともあれば、親の希望する進路をたどっていく人も中にはいるでしょう。
 
そして、その進路の選択に関しては、もちろん正解不正解は関係なく、その人が進むにあたって今後どうしていきたいのかが、ある程度考えとしてあった方がいい、ということはあると思います。
 
ただ、その考えが自分の中でまとまっていくのは、年齢を重ねていってからなのではないでしょうか?
やはり、考えが未熟な頃、幼稚園生のときに、小学校の進路を私立にするか公立にするか、越境入学するのか、将来を見据えてこの学校にする、という考えを持つことは、かなりごく少数の人だけだと思います。
家庭が裕福、あるいは、ある特定の宗教に家庭が入っている場合、子供は親や家庭が決めたことに忠実に従うケースが多いように感じます。
幼少期から、何かしら飛びぬけた才能の持ち主の子が自分の意思だけで、この学校が強いからここに行きたい、というケースはほとんどないでしょう。
 
いろいろな家庭の事情があり、やむなくその学校に行くしかなかったというケースはよく聞きます。また、希望の学校に入りたくても、その学校に行けない子供も多くいます。
だから、進学する前の早い段階のうちから自分自身で考え、家庭でよく話し合い、先生と面談をし、友達と情報交換をして、様々な所から情報を得て決めていくことでしょう。
 
自分だけで全てを決められるわけではありません。やはり未成年である中学生の頃は特に、親の意見も多少は聞き入れなければいけません。
それは、金銭面によるところが大きいと思います。自分が私立学校や希望する学校に行きたくても、金銭的に苦しければ入学金なり授業料なりを払えず通えないからです。(とはいうものの様々な団体から奨学金の制度があるため一概に諦める必要はないですが)
 
多くの学生は、中学から高校に進学するときに、進路の選択に悩むことが多いのではないでしょうか?
昨今は、小学生から中学生への進学の際にも選択肢が増えています。とはいえ、私もそうだったのですが、自分の意思で進路選択をする中学生の時期は、悩む学生が多くいることと思います。
 
そこでここからは、私自身の経験を最初にお話していき、その後に世間一般の学生はどのようにこの時期考えているのか、また親御さんたちは子供の進路について、どのような心境なのかを書いていきたいと思います。
私事に関しては、中学生のときの私の心境や状況、行動について覚えている限り書いていきます。
 
高校をどこにするか、中学校の2年生くらいから私は意識していました。1年生のときは、多少はしていたもののやはり漠然としており、数か月おきに考え方が変わっていたように感じます。
それに、進路やその先のことに関しては、かなり漠然としていたことと、日々の勉強と部活動に精一杯だっとと思います。
 
私は、将来なりたい職業から逆算して進路先を考えていました。ちなみに、その頃は高校は工業高校に行って、部活動頑張って大学に行っても勉強しながらクラブ活動を頑張って、仕事に関しては社会人チームに入りながら自動車関連の仕事に就ければ、と漠然とではありますが思っていました。
そして、そのことを中学校のときの先生にも面談で話をしています。また、親にも話をした覚えがあります。
 
ちなみに、小学生のときはマラソン選手かサッカー選手になることが夢でした。
しかし、なりたい仕事や就きたい仕事を目指すための、具体的なプランや考えが当時はありませんでした
どういうことかというと、まず本気でその目標に向かっていく心構えがその頃にあったのかと言われれば、薄く小さいものだったと思います
それに、勉強をしていくと自分の得意分野と苦手分野が分かっていきます。私は、残念ながら理数系がさっぱりダメで、典型的な文系タイプでした。
中学校3年生までなぜ気づかなかったのかと言われれば、内心薄々気づいていましたが、なんとかなるだろうという浅はかな考えがありました。
 
もちろん、自動車関連の仕事に就きたいと思っていましたが、もっと具体的に考えていたのかと言われると、そこも浅はかでした。
文系の私でも目指せる道は、今思えばあります。しかし、そのことについて調べるわけでも、誰か詳しい人に聞くわけでもなく、自動車に興味があるから携わりたいという考えでした。
 
多くの中学生は、明確に将来のことを考えているような人は少ないと思います
現に私の周りでも、明確に将来のことを語る人はほとんどいませんでした。
私は、そう考えると目標や夢というものを持っているといえるのですが、今思えば現実とかけ離れていたといえるでしょう。
 
そのことが悪いとか良いとかというわけではありません。そして、明確に進路や就職、仕事、将来のことを考えておくことが必ず良いとも言えないと思います。
上手くいかなかったときのことや、何らかの出来事で方針転換することがあるかもしれません。多くの選択肢を持っておくことを併せてしておくほうが、何か突発的なことがあったときに対処できるのではないかと思うからです。
人生何が起きるか分かりません。また、学生のうちは考え方がコロッと変わることが多いからです。
 
中学生の時は、影響を受ける出来事、人物、経験等、多くのことが初めてのことばかりです
ただ、1つ言えることは、自分以外の誰かの意見はもちろん聞いた方がいいのだけど、その人の意見が絶対だからと信じて突き進まないことです
これをしてしまうと、人の意見でしか物事を決められず、重要な決断を下す時に自分の意見を持ちにくくなるおそれがあるからです。
 
実は、昨今の学生さんたちは親御さんや、目上に人たちの意見の言う通りにしか行動できないことが増えているというのです。
教育の範囲内という意見が親御さんたちからあるかもしれませんが、あまりに行き過ぎると大人になってからの行動や決断に支障が出やすいということも、ある程度念頭に置いておかないといけないでしょう。
 
少し話が逸脱しましたが、ここからは私自身の経験談をお話していきます。
中学3年の夏休みに、某工業高校に校内見学に行きました。そして、推薦入試をその頃は受けようと思っていました。
しかし、自分で言うのもおこがましいのですが、通知表の評価や試験の成績が比較的上位に位置していました。そのため、夏休み明けの担任の先生との面談で、先生からこのように告げられました。
君は工業高校に行くような成績ではない。もっと頭の良い高校を目指せるんじゃないか?」と。
先生から言われる前にも、家族や友人、他の先生方からも、そのように言われていた記憶があります。
 
確かに、自分の希望進路の2番目の候補は、その進学校でした。私は、その高校を目指していないということもなく、目指せる高校でもあったので、どうしようか迷っていたことも事実でした。
それから入試までの短い期間、自分は将来どうしていきたいのかを、いろいろと考えていました。
その時に、私がどう思っていたのかを思い出すと、
・工業高校に行って専門のことを学んで、その先はどうしていくのか
・高校を卒業した後は大学に進学したいのか、はたまた就職をしたいのか
・高校がある程度サッカーが強くても果たして自分の実力はレギュラークラスで活躍できるレベルなのか
・自分は文系なのに、理系がメインになるであろう工業高校の勉強に果たしてついていけるのだろうか
・中学3年生の陸上部の部活動で伸びてきて高校でも陸上部に入って続けたほうがいいのではないか
というように自問自答を繰り返すうちに、普通科進学校に進んだほうが、入ってから後悔しないのではないかと思うようになりました。
 
ここまで詳しくは親には話していませんが、やんわりと相談した記憶があります。
私の親は、私の考えや意見を尊重すると言っていたので、自分の道は自分でなるべく決めようと思っていました。
周りの人の意見を取り入れることはもちろん大事ですし、私も様々な方に相談しました。ただ、最終的に決断するのは自分です。
 
ぎりぎりまで悩んで出した結論は、公立学校の普通科へ進学することでした。
自分が下した結論が合っていたのか、間違っていたのかは、進学してからの自分の行動次第だと思います
私は、この時の選択は、「正しかった」と今では思っています。
苦手な勉強を嫌々するかもしれないという消極的な理由はありますが、高校で勉強も部活動も何もかも一生懸命に頑張りましたし、後の自分の礎を気づけた3年間になったからです。
これは何をするにしても、そうなのかもしれません。ただ、ずっと後悔しているようでは気持ちが前に向いていかないですし、「あのときあっちの高校に行っておけばよかったのに」と上手くいかないときに特に思うでしょう。
 
世間の多くの親御さんは、子供が「この高校になにがなんでも行きたい、行かせてくれ」、と言われれば行かせることでしょう。
もちろん、子供の意思に反して、親御さんの意見で子供の進学先を決めるようなケースはあると思います。
そのことが決して悪いわけではありませんが、何か挫折や失敗、上手くいかないことがある度に、子供は「親の言うことを聞いたからこうなってしまったんだ、どうしてくれるんだ」と反論してくることでしょう。
そして、その考えは高校を卒業してからも、何かにつけてそのように言うはずです
私はそこまではっきりと覚えてはいませんが、上手くいかなかったときに、親に上記のような言い方で反抗していました。
 
私は、まだ子供を持つ身ではありません。しかし、もし自分が子供を授かって、子供が中学生になり進路を決める場面が来たら、下記のことを伝えるでしょう。
・自分の進路は自分で決めなさい
・でも少しでも悩んだら相談しなさい
・相談する相手は親じゃなくてもいい
・相談できる人はたくさんいる
・迷ったら自分が話しやすく、あなたの意見を聞いてくれて、親身にアドバイスしてくれるような人を選びなさい
・相談できる人はたくさんいるから1人で悩む必要はなくて抱え込まなくてもいい
すごくしっかりしているような子供でも、内心不安を抱えている場合が多いです
 
子供は、
・不安な表情を相手に見せたくない
・弱音を吐いてはいけない
・相手が分かってくれるのか不安だから話しにくい
などのように、心の実情を隠して生活することがこの年代では多いです。
中学生は身体は急速に成長しますが、心と身体が一致していない時期でもあります
その中学生を支えるのが親であり、先生です
 
大人が子供を支えていくのは当たり前ですが、子供にしっかりと寄り添うことができる関係を、この時期にしっかりと構築しておくことはかなり重要です
日頃からのコミュニケーションはもちろん、子供が意見を言えるような環境や雰囲気づくりを常日頃から築いておくことも大切なのではないかと思います
 
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。