kimunori10’s diary

マラソン、スポーツ、トレーニングを中心とした雑記ブログ

人の姿勢の特徴について

今回は、人の姿勢の偏りの原因や特徴についてお話ししたいと思います。
自分の姿勢が正しいのか、また悪いと認識しているのか、皆さんはどのように感じていますか?
多くの方は、おそらく自分の姿勢が正しくなく、できれば直したいと思ったことがあるのではないでしょうか?それに姿勢が悪い方の中には、コンプレックスを多少なりともお持ちの方がいらっしゃるかもしれません。
 
私がなぜ、今回このような記事を書こうと思ったのかというと、
・外見がきれいで美しくても、立ち方や歩き方、姿勢が崩れていたらもったいないと思ったから
・肩こりや頭痛、腰痛、それに自律神経の乱れからくる諸症状に悩まされている女性が周りに多いから
・デスクワークをしていて姿勢が乱れている人ばかりを見ているから
・内面が外見や姿勢にも影響を及ぼすことが多いから
が主な理由です。
そして一方で、男性を見ていると圧倒的にガニ股、すり足で椅子に浅く座る癖のある人が多くいます
 
現在事務職で働いていて、椅子に座って長時間パソコンに向き合い、ずっと同じ姿勢でいることで、自分自身が姿勢の悪さに気づいたからです。また、私の周りの様々な人を見ていると、偏った姿勢になっている人の多さが目についたからです。代表的な例として、
・背中が丸まる
・頭や首が前に突き出ている
・骨盤が後ろに傾く
・背もたれに寄りかかる
・肩が前に出る
・左右どちらかに重心を乗せている
・脚を組む
これらの項目が組み合わさっている数が多いほど、何らかの諸症状に陥っているように思われます
 
デスクワークをしていて思うのは、男女問わず「猫背」の人が非常に多いということです。
パソコンの画面を見るために、目と画面との距離が近づきます。すると、首が前に突き出ていき、お腹の力が緩むため、背中が丸まっていくのです。
デスクワークに限らず、学校の授業でも同じようなことが言えるでしょう。女性ばかりとは限らないのですが、女性は男性に比べて腹筋の力、いわゆる体幹を中心とした筋力が弱いです。
 
また、デスクワークをしていると、女性は「脚を組む」人が多い傾向にあります男性は「猫背で椅子に浅く座る人」が多いです。
脚を組むという行為は、どちらかに重心を傾けていることになります。
重心がどちらか一方に偏るだけでなく、骨盤が不自然に傾いている状態にもなります。立っている状態で足をクロスさせてみてください。骨盤が捻れて、バランスがとりにくくなり、重心が偏り、長時間立つことが困難になってくると思います。
もちろん、慣れてしまえば長時間立つことはできますが、明らかに不自然な姿勢で長時間いることに変わりないでしょう。
この動作を座った状態で脚を組んでいることが、いかに不自然なことかお分かりいただけたのではないでしょうか?確かに立っているよりも、姿勢を維持するのは楽といえば楽ではあります。また、猫背に関していえば、目の悪い方が画面に目を近づけていくのと同時に、腹筋の力が弱いため力が入らず、次第に首が前に出ていき、背中が丸まるような姿勢に陥っていくのです。
 
ただ、全ての身体の部位のバランスが崩れていて悪いことは、容易に想像できるのではないでしょうか?重心を乗せやすい、かけやすい方があるはずなので、そちらの方に一方的に偏ってしまいます。
肩掛けカバン(ショルダーバッグ)をしている方、エレベーターを待つ間や乗っている間に壁に寄りかかる方、常に同じ手で買い物袋を持つ方、椅子の肘掛けに肘を乗せる方などです
多くの人は、そう言った行動をあまり意識することなく行っているので、他人におかしい姿勢だと指摘される機会はないと言ってもいいでしょう。そして、「なぜ脚を組みたくなるのか」ということは、椅子に座って両足をそのまま真っすぐに着く、という行為ができないのではなく、どちらかに重心をかけたくなるような、普段の生活での行動が特に影響しているからです。
人間の身体を積み木に例えてみるとわかりやすいと思います。しっかりとした土台があれば、積み木は安定します。そして、安定した土台があれば、高く積み上げていくことができます。
しかし、1か所でもどこかを少し崩しただけで、全体の重心やバランスが少しずつ偏っていきます。崩す場所を増やしていくほど重心は乱れていき、崩れてしまっている場所の近辺を中心に、諸症状が出やすくなるのです
 
これにはもちろん、身体の中心部分である体幹の筋力、いわゆるインナーマッスルの力がある程度働かないとより崩れやすくはなります。ですので、日常生活でほとんどインナーマッスルを働かせていない状態が続いていくと、他の箇所でその動きを補おうとします。
その他の箇所で補おう、力を強く働かせようとすることが筋力の左右差であったり、身体のアンバランスであったりを生んでしまうことに繋がるのです。
そして、肩こり、腰痛、頭痛、視力低下、内臓の不調、筋肉が張る、凝る、痛む等で左右片方にだけよく症状が出ている、また程度の差に偏りがあるというようなことは、通常の状態ではなく身体のどこかのバランスが崩れている、乱れている証拠でもあるのです
 
人には必ずと言っていいほど癖や偏りがありますそれをできる限り少なく、また小さくしていき、諸症状なく通常の日常生活を送ることが大変重要になっていきます。また、自分自身の癖や、今悩んでいる諸症状、痛みを引き起こす原因を知ることも重要なことです
こういったことは、その痛む箇所や気になる箇所の専門の先生に相談しに行くことが最善です。こういったことは、何も女性だけに限らず男性にも当てはまることではあります。
少しでも身体の不調を感じる方は、この際自分自身の行動を今一度振り返ってみてはいかがでしょうか?
 
最後に、1番最初に書いた「内面が姿勢に影響を及ぼすから」ということについて書きたいと思います。
自分に自信がないと顔は下を向いた状態になり、表情が暗くなり、背中が丸まり、歩幅が狭くなりやすくなります。逆に、自分に自信があると胸を張り、背筋を伸ばして、歩幅が大きく広くなり、腕を振って堂々と歩けるようになります
良い例が高校野球の球児が開会式で行う入場行進ではないでしょうか?また、運動会の入場行進でも昔は歩幅を合わせて、右左と掛け声を合わせながら練習していたものです。
そこまではしなくても、背筋を伸ばして歩くだけでも普段見える景色が変わってくるものです。
 
皆さんも気分が良い時、仕事が終わって晴れやかな時、これから楽しみなことが待っている時は、前を見て明るく晴れやかに、堂々と歩いていませんか?
その逆で、気分が落ち込み、嫌なことがあって、これから先見えない不安なことが待っている時には下を見て、背中を丸めて、自信がなさそうな暗い顔で歩いていることと思います。
これらの行動は普段何気なく行っている行為であり、無意識にしてしまっていることなので自覚はさほど持てないかもしれません。
ただ、嫌なことがあった時に、これでは駄目だと自覚して態度でも良くしようと、表情を明るく、前を見て、胸を張って元気よく歩いたり、姿勢を良くしたりしたら、気分の塞ぎ込みが多少は軽減されるはずなのです。
 
これを皆さんもぜひ意識して今度やってみてください。これは誰でもできる簡単なことなので、もしこれを今見ている方で、気分が塞ぎ込んでいるような方がいたら、歌にもあるように上を向いて歩いてみましょう。
それに、もしどこかに出かける機会があれば、周りの人たちがどんな姿勢で歩いているかチェックしてみてください。なかなか上を向いて歩いている人はいないかもしれませんが、少なからず正々堂々と胸を張って歩いている人がいるものです。その人の表情は、どこか自信に満ちていて明るい表情をしているはずです。見た感じでスカッとする感覚を味わえるので、ぜひ意識して見てください。
 
最後は少し精神的な部分に触れました。私が思うに、前を見て正々堂々と、凛とした姿勢で街中や外で歩いている人を見かけることは滅多にありません。
もしそのような人がいたら、モデルさんかな?いやそうでなくても、その人が輝いて見えるため、周りから一目置かれる存在になれること間違いないでしょう。
姿勢を悪くしているのは自分自身なのですが、そのことはなかなか自覚しにくく、また直そうと思っても1日や短期間で直るようなものでもありません
 
言うなれば「」や「習慣」にまで分類されると言ってもいいでしょう。意識や自覚の問題と言ってしまえばそれまでですし、今のところ特に不都合がないから大丈夫だと思っている人もいるかもしれません。
しかし、ほんの少しだけでも自分の心の中に、いい加減肩こりを改善したい、猫背を直したい、自分自身に自信を持ちたいというような気持ちがあれば、まずは自分の姿勢がどうなっているのかをチェック、また人に聞いてみてもいいでしょう。または、病院の先生や治療院の先生、専門家の方が周りにいれば聞いてみるのも1つの手です。
 
私も人にめちゃくちゃ言えるほどすごくいい姿勢ではありませんし、つい楽をしてしまう癖や姿勢があります。しかし、これから先肩こりや腰痛と日々戦って生活をしていくのは嫌なので、自分で解決できる問題に関しては極力自分の力で、もしそれでも困ったら治療院の先生や病院の専門の先生に相談していきたいと思っています。
少し意識を変えることで見える景色の変化を、皆さんもぜひ一緒に味わってみませんか?
 
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。