kimunori10’s diary

マラソン、スポーツ、トレーニングを中心とした雑記ブログ

なぜ仕事が長く続かないのか~パート3後編(2)

前回のブログの続きから話を始めたいと思います。

 

それから1年も経たないうちに、一緒に働く仲間が1人増えました。女の子でしたが、とても性格が良くて、話が合って、ますます充実した職場になりました。

今までいろいろなことを1人でしていたことを分担して業務ができ、また1番大きかったことは、私の話し相手ができたことでした。

 

私は、上司になるわけですが、そこまで厳格なわけではなく、ある程度ルールを守ってくれていたら自由にさせていました。ただ、この時部下を教えるという新たな楽しみを覚えたことは大きかったです。働き始めて部下を持つという経験は初めてだったので、ある程度やりがいを感じ始めていました。

 

その数か月後に、広島に新しく加圧トレーニングのスペースが出来るということで、週に2日ほどヘルプに行きました。小倉店に週3日通い、広島に週に2日通う生活は、3カ月くらいでしたが、良い意味で自分にが入りました。広島にいるトレーナー(2、3人)は私の部下だったので、上司としての振る舞いが求められていたのです。当時の私は今思えば、あまりその役割を全うしたとは言い切れませんでした。

 

その後、今度は福岡市に新しいお店をオープンさせるということになりました。

私は、週に2日ほど新しく入ってきたトレーナーさんの研修をする役割を任されました。気持ち的にマンネリ気味だった状態に、また新たな刺激が加わってやる気がこの頃は漲っていました

 

気づけばわずか1年くらいで、上司という立場になり、様々な経験をさせてもらいました。今思えば、私は会社の中で期待されている存在だったのだと思います。

 

しかし、会社の期待とは裏腹に、この頃から私は「トレーナーとして独立して働きたい」と考えるようになりました。何度も言いますが、勘違いをすることは恐ろしいもので、自分の腕が上がったからお客様が増えて自分についてきてくれていると思い込んでいました。

 

そう考え出してからは、いつ辞めようかという考えが頭の隅に常にありました。後になって辞めなければ、と思うのですがあとの祭りです。

 

もしこのブログを読んでいて同じような心境にいる方がいるとしたら、以下のアドバイスをしようと思います。

・辞めようと思う前に1度必ず立ち止まる。

・本気で辞めようと思っても1週間~1か月間は猶予期間を設ける。

・なぜ辞めるのか箇条書きで良いので、紙に書き出して、気持ちを整理する。

・自分のことをよく知る友人や家族に詳しく話を聞いてもらう。

・一度退職願を提出したら後には引けないことを心得ておく。

 

なぜなら、感情的になっている場合や、冷静に考えたら辞めるという選択をしなくても良い場合があるからです。

 

また、できれば下記のことを同時に考えられると、辞める時に頭の整理ができて、冷静になれ、立ち止まるきっかけになることができます。

・自分が辞めて、自分にとって良いことは何か。

・自分が辞めて、自分にとって良くないことは何か。

・自分が辞めることは、会社にとって有益なことか。

・自分が辞めて、会社にとって良くないことは何か。

 

そして、もしできることなら1番良いことは、社内で1番話しやすい人に相談することだと思います。できれば同じくらいのポジションの人がいいと思います。

 

上司でも良いのですが、本音を言いづらいことと意見や不満、心の底から思っていることは言えないものです。内部の事情がよくわかっていて、包み隠さず話しやすいからです。友達だと内部の事情を知らないので詳しく話せないですし、相談するときにだいたい自分の味方になってしまいます。大事なことを相談する場合に、誰にするかが大事だと思います

 

ここでまとめると、

・親や友人・知人は愚痴になってしまい、自分の味方になってしまいます。

・地位が上の人だと、本音・意見・思っていることや不満を言えなくなります。

・地位が下の人だと、会社に悪影響しか与えません。1番してはいけません。

 

相談する前に事前にメモか紙に考えを書いておいて、頭の中を整理しておきます。何も用意していないと、感情的になったり要点がまとまらなかったり、言いたいことが言えなかったりするからです。

 当時は思いつかなかったのですが、有休を取ったり、会社に休みが欲しいと言ったりして、1週間〜1カ月くらいの長期の休みを取って、1度仕事のことを全く考えない時間を作ります。完全に頭を別のことに切り替えてみます。

そして、1カ月くらい経っても考えが変わらなければ、そのまま辞めてもいいと思います。辞める直前にももう一度、頭の中を整理するために、紙に書き出してみるといいでしょう。

 

仕事を辞める直前までは、仕事内容や役職は、今思えば順調にステップアップしていました。しかし、気持ちの面でもう完全に辞める想いが、日に日に強まっていってしまいました。

 当時は、悩みに悩んで出した結論、決断なのですが、こればかりは正しかったのか、間違えていたのか、正直分からないです。