kimunori10’s diary

マラソン、スポーツ、トレーニングを中心とした雑記ブログ

私の学生時代の進路の考え方について(高校編)

前回は、中学生時代の進路の私の考えや行動について書いていきました。
 
今回は、高校生の頃について書いていきたいと思います。
高校生になると、中学生のときとは違い、1年生の頃からある程度は自分の考えや意見、今後のことについては考える機会が増えます。
それに、高校生の時も中学生と同じ3年間という期間ではあるのですが、中身が濃かったという印象でした。
 
まだまだ未成年者ではあるものの、高校生はだいぶしっかりとした考え方を持てるようにもなる時期ではあります。
そして、先生や親、同級生、先輩、後輩、部活動の仲間や友達等とも、活発にコミュニケーションを図る機会が増えます。
それと同時に、様々な情報を得ることができ、それによって、今後の自分の人生の指針や方向性について考える機会ができていきます
 
私は、普通科進学校に進学したため、勉強と部活動の両立を、高いレベルで頑張っていこうという思いで高校生活を送っていました。
もちろん、将来どうしていきたいのかということについては、日々頭の片隅においていました。大学に進学したいという思いとともに、どこの大学に進学すれば、自分の夢や目標に近づけるのか考えながら生活を送っていました。
 
私は、高校生になってから、将来の夢や目標についての考え方がガラッと変わりました
進路を方向転換したことにより、その頃の考え方を切り替えて違うことを目指していこうと思ったのです。
その切り替えは比較的早くできたと思います。
 
私は、もともと幼い頃からスポーツが見るのもするのも好きでした。
それは家庭環境の影響が大きいのですが、そのせいか何かしらスポーツに関する仕事に就きたいという想いは、幼い頃から抱いていたのです。
小学生のときは、スポーツ選手になりたいと漠然と思っていましたし、中学生の時は前回書いたように、スポーツ選手としてでも、ある程度仕事になるようなことがしたいと思っていました。
当時のレベルは低かったですが、高校生の頃も少しだけ、できる限りプロアマ問わず、「選手」として活躍したいと思っていました。
 
そして、普通科の高校ではありましたが、体育系の大学に進んで研究や勉学に励みつつ、スポーツのクラブ活動でも本気でやっていきたい、という想いを抱くようになっていきました。
私は、体育が特段得意で、かつ運動神経が良いかと言われれば、決してそんなことはありません。
だから、体育系の大学でも教員になるような大学ではなく、スポーツのことを学べるような大学について興味を抱き、考えるようになっていったのです
そのような考えは、高校1年生の早い段階から思うようになりました。そして、高校を卒業するまで、私の考えはあまりぶれずに突き進んでいったのです
 
このことについて、私の親や兄弟、親戚、友人はもちろん、先生にも話はしていました。
中学生のときと比較することはおかしいとは思うのですが、高校を卒業した後の進路については、低学年のうちから自分の考えを持っている人は多くいました。
ましてや、普通科ではなく工業高校や商業高校のように、勉強の教科をある程度絞っていたり、クラスメイトや先輩方、卒業生が似たような進路を辿っていたりすると、進路先は狭まってきます。
ただ、まだ方針転換が充分に利く時期でもあることは事実でしょう。特に、普通科のような高校であれば、私の周りもそうでしたが進学先や就職先はバラバラでしたし、それこそ40人いれば40通りの考え方があり、進学あるいは就職していたように思います。
 
話を戻すと、私が高校1年生のときに、自分が高校を卒業したらどうしていくのかの考え方について、当時を振り返りながら思い出せる限りまとめました。
進学校だからまずは勉強を頑張る
・そしてクラス、学年で上位の成績を取る
・勉強はもちろん部活動も頑張る
・部活動では県で入賞するレベルになりその上を目指せる選手になりたい
・部活動で大学からスカウトがきたら嬉しいのでそれもモチベーションにする
・通知表の成績が大学の推薦入試に影響するのでどの教科も疎かにしない
・中学生時代の考え方は忘れて新たな道、目標に向かって勉強なり部活動をしていく
 
上記にあるように、前回書いた中学生時代に抱いていた、サッカーを高校の部活動でするという道は、高校に進学してからは諦めました。
やはり、中学生の3年間で陸上部をしていて、全くといっていいほどボールを蹴らなかった人が、その間ずっと蹴っている人と比べたら、技術面で雲泥の差となります。
その逆のパターン(中学生のときはサッカー部で、高校生のときは陸上部)の陸上競技の面では才能が開花して、大学、実業団と活躍して進む人は数多くいます。しかしさすがに、高校からサッカーをまた始めてトップレベルに行くには、並大抵の努力と覚悟、才能がないと上の世界では通用しないと思いました。
自分にそこまでサッカーの才能があったわけでもないですし、走ることが好きで陸上部で走ることを追求し、陸上競技なら可能性がその先あるかもしれない、とも思うようになりました。
だから、中学生のときとは違って、もっといい成績を残したいという思いで部活動だけでなく、休みの日も練習をしていました。
 
高校生の時は、「文武両道」というのが意外と難しいと思ったのも事実です。確かに、両立はしていましたが結果を見ると、私の理想には届きませんでした。
両方をバランス良くできている人は、世の中多いと思いますし、実際にうまくできている人が身近にいました。なぜ自分はそれができないのかと、高校生のときは悩むことが多かったです。
 
私がもし今高校生に戻れたとしても、果たして文武両道が高いレベルでできて、満足のいく高校生活を送れて、希望の進学先に進めたのかと言われると、かなり疑問符がつくのではないかと思っています。それくらい自分のできる最大限の努力をした高校生活だったと思っています。
学年が上がるにつれて、自分が今後どうしていきたいか、果たして本当にこの大学に進みたいのか、大学に進学した後に自分はどうなりたいのか、といった自問自答をする時間や、誰かに相談する時間は、中学生のときよりも確実に増えていったと思います。
 
高校の3年間という期間と時間は、人生の中でも濃密で、かけがえのない時間を送ることと思います。
そして、感受性が豊かな時期でもあるので、様々なことを経験して、自分の成長の糧となり、身になり、学び成長していきます。進路の意思決定をしたり、この先のことを考えたりする時間以外にも、友人関係や様々な人との出会いを通しても、かけがえのない時間はすごくありました。
 
と同時に、3年間はあっと言う間に日々が過ぎ去るので、悠長にも構えてもいられません。中学生の時の記事の中でも書きましたが、そのときと同じく精神面と身体面のバランスがすごく成長するのと同時に、崩れやすい時期でもあります
だから、子供を支える周りの方々のフォローや協力体制は絶対に欠かせません
子供の意見を尊重する姿勢や後押しは、より重要になるでしょうし、もし親と子の意見が合わないようなときであっても、お互いが話し合いを納得するまでしていく必要があるでしょう
それでも折り合いがつかないのであれば、三者、つまり先生等が間に入って、意見を聞き入れて親身にアドバイスする関係を築くことが大切になっていきます
 
高校1年生でもすでに16歳です。中学生のときとは違い、1年生でもしっかりとした考えや意見を持っている子はもちろんいます。当たり前ですが、誰一人として同じ人はいません。
進路に関して言うと、その希望した進路に行けずに、自分の希望と違った道に進むこともあるでしょう。かくいう私もそうでした。
試験に落ちて落ちて、その度に凹みました。挫けそうになりました。
しかし、言い方は悪いですが命が奪われるではありません。正直なんとかなるものです。この頃の選択肢は、自分が思っているよりたくさんあるのです
そのことを気づかせてくれる存在が先生であり、親、つまり自分より目上の人生の先輩方です
 
私は、高校1年生からとある大学の進学を目指して、勉強に部活にと一生懸命に高校生活を送ってきました。もちろん、目標がブレそうになる時期がありましたが、芯をしっかり持って第1志望の大学の受験をしました。
結果は、不合格、別の大学を受けても不合格、違う学部の試験を受けても不合格、そしてまた不合格、と4月の大学入学の時期までいよいよ後がなくなっていきました。
そして、大学の進学を目指し、最後の望みを賭けるために、高校の卒業式と大学の後期試験が重なってでも受けることにしました。
なぜそこまでして大学進学に賭けていたのかというと、家庭の事情から1年浪人は避けたかったからです。
 
高校の卒業式から数日後にようやく、とある大学に合格することができました。
高校生活の中でも3年生のときは、特にあっという間の時間でした。また、かなり濃密な時間でもありました。この期間で私は、すごく成長したと思っています。
中学生のときとは違い、自分で決めた道や進路は、迷いはしたものの早い段階から決めて、それに向けて突き進んでいました
もちろん、周りの方々から反対意見や、もっと違う道があるという助言やアドバイスがあったことも事実です。
しかし、中学生のときに経験していたので、しっかりと聞き入れながらも、芯はブラさずにいこうとずっと思っていました
 
やはり、なぜその道に自分が進んでいくのか、自分の中で答えが明確で、きちんと周りの人に説明ができれば、反対されていても結局は応援してくれるものです
漠然とただここに行きたいから、というような答えだけでは不十分ですし、納得が得られません。ここに関しては、周りにどう思われても多少はいいと私は思っています。
自分がなりたい職業があり、興味のあることを勉強したい、また高校を卒業して早く自分の力で稼いで立派な社会人になりたい、もっと専門的な勉強をしたい、海外に行きたい等、理由はその人の中にあります。高校生はもう大人に近いです。
だから、自分の想いをしっかりと他人に伝えられると思いますし、先程も述べましたが、応援してくれる人は数多くいるのです。
 
親は子供が試験に合格すれば、一緒に喜んであげ、もしだめだったとしても一緒に悲しみ、気持ちを共有してあげ、寄り添ってあげることが役目であり、使命ともいえると思います
また親は、試験までの過程は子供の第一の応援者で、理解者です。親が子供の代わりになることはできません。子供は高校を卒業したら、ほとんど大人なのです。
 
最後に、私は失敗ばかりでしたが、高校生のときに気が付いた大事なことを列記して終わりにしたいと思います。
・高校を卒業したあとどうしていくのかを決めるのは早い方がいい
・もし進路に迷ったり決めるべき方向性が見つからなかったりしても周りと比べない
・自分で考えても答えが見つからないときは誰でもいいからまずは話してみる
・相談しようと思うと言葉が出てこないから今の気持ちや想いをノートに書いてみる
・自分がなりたい職業や仕事があるのならそこで活躍している自分を想像して人生の逆算をしてみる
・自分がなりたい職業や仕事があるのならその道で活躍している人を調べてその人から話を聞いてみる
・自分がなりたい職業や仕事がないけど大学にとりあえず進もうと思っているのならオープンキャンパス等で在校生にその大学でどんな生活を送ってすごしているのかを聞いてみる
・この先何をしていくのかよく分からなければその想いを先生や親、頼れる友達に伝えるだけでも違ってくる
・自分のした行動や行為が他人にどう思われようとも筋の通ったレールの上であればその道は突き進んでも構わない
・もちろん高校生活が大事な時期ではあるけどそこが全てではない、取り返せる、挽回するチャンスはこの先いくらでもある
・何もかも考えるのが辛くなったらまずは何も考えずにたくさん食べて、たくさん寝よう
・無数の選択肢があるということを頭の片隅に入れておこう
 
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。