kimunori10’s diary

マラソン、スポーツ、トレーニングを中心とした雑記ブログ

会社を辞める前の自分の深層心理について

これから新社会人として新たな第一歩を踏み出す方にとっては、希望ややる気に満ち溢れていることでしょう。そして、目標や夢を掲げて仕事を通して、大きく飛躍したいと考えている方が多くいらっしゃると思います。
期待と不安が交錯しながらも、これから歩んでいく道を自ら切り開いていくことは、大きなチャレンジでもあります。
 
しかし、私の場合はそうでもありませんでした。自ら決めた道であるにも関わらず、希望ややる気、自信、期待よりもはるかに不安や心配、恐怖というようなマイナスの思考回路に陥ってしまったのです。新たに何か物事を始めるにも関わらず、思考回路がすでにそのようになっているということは、何をするにしても負のスパイラルに陥っていくわけです。
 
もし逆にプラスの側面で物事を考えられていたらどうなるでしょうか?
仕事が決まった新社会人を例にしてみると、
希望の会社の就職内定を得る→内定式に出席して同期と顔を合わせる→配属先や部署が分かる→会社の雰囲気が分かる→どんなことをするのかなんとなく分かる→働いている自分をイメージできる→同期のライバルがいることで仕事に対するモチベーションや目標が見つけやすくなる→実際に働くまでの間に仲間と連絡を取り合いモチベーションを落とすことなく学生生活を送れる→課題がたとえあっても協力し合ってできるのでより一層絆が深まる→次に顔を合わせた時に仲良くなりやすい→同期がいることで仕事が始まってからも困難なことを乗り越えられたり助け合ったり相談し合ったりできる」
 
このように推移していくと、紆余曲折がありながらも次第に軌道に乗っていき、たとえ何か仕事上で失敗しても修正や改善を図ることができるので、ベクトルが上向きになっていくのです。
もちろん、これ以上に何かしら起きうることや気持ちの変化や行動はあることでしょう。それに、思考経路と気持ちの推移を書きましたが、この順番は逆になることも十分に考えられます。
また、基本的には時間の経過とともに、波の大小が生じていくつつ、月日が流れていきながら人は成長あるいは停滞、最悪の場合下降に転じていきます
万時物事が順調に推移していく人の方が圧倒的に少なく、皆さんは試行錯誤しながら成長していっているのです
 
先程書いた例に関しては、私が大学を卒業して働き始めたこともあり、それを基にして書きましたが、高校生や専門学生もそれに近いようなものはあるのではないでしょうか?
ここからは、以前私が経験した事から時系列に沿って話を進めていきます。ちなみに、私の場合はまだ仕事を始めてから数十年しか経っていませんが、様々なことを経験してきました。
ここでは、私の行動というよりも気持ちや心境、感情を中心に書いていきます。今回の記事は1社目、つまり入社してすぐのことに関することです。
 
この時の心境や状態は、今でも鮮明に覚えています。以前にも述べていますので、詳細はここでは割愛させていただきますが、それだけ私にとって鮮烈な出来事となりました。
働き始めた当初からモチベーションが低い状態でした。日々の業務に対するやる気がなく、ほとんど活気すらありませんでした。上辺だけ元気な状態です。
何をするにしても仕方なく、嫌々働いていました。やはり、元気がないと何も面白くないですし、前向きに活動はできません。それは仕事だけでなく、私生活にも影響を及ぼします。
 
仕事とプライベートが直結するとは言いますが、この時はまさしくそのような状況でした。
休日にどこかへ出かけたり、買い物に行ったり、友達に会ったり、好きなことをしたりと一応はしていたのですが、ほとんど楽しくはなかったです。
休日の翌日が出勤であれば、翌日を迎えるのが怖くて仕方がなかったです。連休であれば、その休日の前の夜(仕事終わり)と、連休初日くらいが唯一のほっとできるひとときでした。
この時の私の身体の状態はというと、神経が過敏な状態(要するにストレスで交感神経が優位の状態)が続いているので、連休のような日であっても、心の底から休めた日はなかったように思います。
 
今までに生きてきた中で、後にも先にも私が好きなランニングに心から身が入らなかったのはこの時だけでした。なんのために走っているのか完全に見失っていました。(それでもたまに走っているので何とも不思議な感じはしますが)
私の場合は好きなことが「走ること」ですが、好きなことを続けている意味を見出せないことは本当に辛いことです
休日に心の底から楽しめないことを経験したことのある人は少ないでしょうが、ストレスが「過剰に」溜まってしまうと、私のようになってしまうことがあることを皆さんには心に留めておいてほしいと思います
 
学生の時の休日と、社会人の時の休日はまるで違ってきます。社会人になると、休日は精神的にも身体的にも落ち着かせて、また自分の好きなことや家事等の社会で生きていく上で最低限必要な生活をすることによって、心身ともに落ち着かせる側面を持っているからです。
自宅に閉じこもり、じっとしてばかりいると、身体が動かないばかりか、脳や頭が上手く働かなくなっていきます。これは脳科学の世界でも実証されていることなのです。
ずっと机に向かって勉強していたり、ずっとデスク上でパソコンを触っていたり、ゲームに興じ続けたりするのはしょうがない面はあるのですが、最低でも1時間に1回は席を立ち、固まってしまった身体を解放、つまり動かしてあげることは身体にも脳にとっても大切なことなのです。つまり、気分転換に外に出て散歩をしたり、買い物に出かけたりするだけでも違うのです
ここの部分のメリハリができていないと、人はかなりのストレスに陥るのだと身をもってこのときに知りました。
 
話を戻すと、働き始めてから何もかもやる気がなかったため、たった数か月間で仕事を辞めたことに関しては、今も後悔していません。むしろ、良かったとすら思っています。
世間体や周囲の人の意見が気になったのも事実です。家族や友人等から辞めた方がいいと促されたわけではないのですが、私の行動が自然と仕事へ向かう気力を失くしていったのです
この時に学んだ教訓としては、人は家に閉じこもってばかりいると負の思考経路に陥っていくことを経験したことです。こういったことが俗に言う「うつ病」の症状に繋がっていくわけです。
 
私は、この時以外にもその先、何度か経験することになるのですが、やはり心身ともによくありません。私は辛うじて立ち直れましたが、なかなか立ち直れずに悩み苦しみ、もがいている人は多いです。これは、そういうことがあるのだと周りの人が知っておくだけでも違うのです。
2日という短期間であっても、ずっと外の空気を吸わないだけで気力や前向きな考え方、そのようなものが失われていくような感覚に陥りました
 
会社を辞めるときというのは、勢いや成り行きで辞めることもできなくはないのですが、それはアルバイトくらいでしょう。やはり、正社員のような立場でそのようなことをしてはいけないと思っています。当たり前のことですが、私がこの時に働いていた職場の上司に、「辞めたいです」と申し出てもすんなりとは受け入れてくれませんでした。
辞表を出して、「はい、終わり」「明日から来なくてもいいよ」とはならないのです。大学時代にあまりアルバイトをしてこなかったこともあり、私はそのような考えをこの時はしていました。
私の気持ちには完全に辞めることしか頭になく、行動や言動、何もかもが後ろ向きでした。むしろ、周りにどう思われてもいい、好きにしてくれ、とさえ思っていました。
上司や同僚、ひいては会社のことを考えてはいたのですが、それが迷惑になる、そして自分1人が辞めても別にいいだろうと思っていました。自分さえ良ければいいというまさに「自己中心的」な考え方です
 
他人や会社のことを考えられなかったと言えば聞こえはいいのですが、立場はどうあれもっと周りのことを見ないといけないでしょう。自暴自棄ではあったのですが、この時に生活を乱したり、問題行動を起こさなかったりして良かったとさえ思うのです。
周りに助けてくれるような知人や家族の人、友達がいなかったのかと言われると、この時は身近にいました。ただ、自分が強がっていたのと、言うことにためらいを感じていたこと、妙なプライドを持っていたことは往々にしてありました。
もちろん、人に助けやアドバイス、相談を求めに行かないこと、弱みを見せないことに関しては、今もできていない部分ではあります。
 
周りを見ていると男性は特に、人に弱みを見せることは恥だ、相談することは恥ずかしい、人にアドバイスを求めてもきちんと対応してくれないと考えている人が多いように感じます。
しかし、まったくそんなことは関係ありませんし、男性や女性に限らず人間という生き物は弱いです。1人で何もかもを完璧にできる人などいないでしょう。
 
 

 
あなたも孤独なとき、1人で行動する時、何かを成し遂げる必要がある時に、こんなにも弱いのかと感じることがあるのではないでしょうか?
新たな環境に旅立って、独り立ちをするという人が特に年度替わりの時は多いと思います。慣れないことばかりで希望もありますが、全てが大変ですし不安でいっぱいです。
そんなときに友達でも先輩でも後輩でも近所の人、店員さんでも誰でもいいです。1人でも多く気軽に話せ相談できる人、話を聞いてもらえるような人がいるだけでかなり違います
仕事を始めてから1年足らずで、私は様々な経験や体験をしました。こんなはずではなかったというようなことは、誰でも起こり得ますし、私もこの先また新たなことが待ち受けているかもしれません。
 
自分の心の持ちよう如何でどうにでも変えられます。そして、自分で変えようと頑張りすぎないで、周りに助けを求めても全然かまわないということを、入社1年目の方や仕事で悩んでどうしようもない方、仕事の環境を変えようと思っている方、今の仕事に不満を抱えている方には特に伝えたいです。2社目以降は次回以降お伝えしていきます。
 
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。