kimunori10’s diary

マラソン、スポーツ、トレーニングを中心とした雑記ブログ

苦手な人との接し方について~前編

人と接するときに、「この人なんか苦手だなあ」とか、「この人と相性が合わないなあ」というようなことはないでしょうか?
 
人と人が接して、相性のいい時は居心地がいいものですし、逆に接しているときに相性が合わないときは、その人と一緒にいると苦痛に感じることでしょう
人と人が合う合わないがあるというのは、当たり前であると多くの人が分かっています。
しかし、仕事や学校等の集団の中で、どうしても人と接することを避けられないときがあると思います。
 
私は人見知りで、自分から人に話しかけに行くタイプではないので、幼少期から苦手な人や相性の合わない人と極力避けて生きてきました。
そして、就職をしてからも苦手な人ばかりが職場にいると分かって、居心地が悪く感じて辞めてしまったこともありました。
そんなことでいいのかと思う人もいるでしょう。自分ではわかっているのですが、その時は仕事に行く気がなくなり失せてしまっていました。
 
また、学生時代に誰かにいじめに遭い、その人と会いたくないがために不登校になってしまった生徒さんがいることもまた事実です。
おそらくそのような人は、私も多かれ少なかれ経験してきて、先生や親から「苦手な人や嫌な人とは極力避けた方が良い、関わらない方が良い」と言われて育ってきたこともあるでしょう。
ただ、学生時代はそれで通用した部分はあるでしょうが、社会に出るとそうはいかなくなってしまうのです。「あの人さえいなければ学校や職場に行けたのに」このように感じたことがある人がいるかもしれません。
 
しかし、どうしても人は他人を選べません自分の思い通りにいかないことの方が多いものです。いくら注意しても言うことを聞かない人がいるでしょうし、何も響かない人や無視する人、注意や意見を言って逆上するような人さえいるでしょう。
当事者間の問題は、当事者間で解決をして、それでも解決しないのなら、誰か第三者に介入してもらう、あるいは相談をする、ということが世間一般の常識というか、考え方にあると思います。
 
しかし、相談を受けた人に助けを求めても、その人が聞く耳を持たずに、何の理解も示されなかったとしたらどうでしょうか?
こういったことはよく、職場で部下が上司に相談したいことがあると言ったにもかかわらず、「あとでね」「今度聞くから」「別の人にお願いしてもいい?」のような言葉でかわされたり、その場を逃げられたりすることが実態としてはあることだと思います。
また、たとえ相談をしても相手のことは分からないわけですから、その人の本当の心理や状況が把握しきれずに、また他の人に投げるというようなことも起きてしまうでしょう。
それに、苦手な人があまりいないという人にとっても、相談しに来た人と同じような心理になるというのも少し無理がある話かもしれません。
 
しかし、相談をする側や悩みを抱えている側、苦手な人と今後接していけないいのか分かりかねるときはまず、相談を受けた側は「相手の話をしっかり聴く」というだけでも違ってくるということです何も親身に、的確に、明確にアドバイスをしようと気構える必要はないのです
このことを頭の片隅に入れておくだけでも、相談される方としては話を聞きやすくなるのではないでしょうか?
 
少し話が逸れましたが、苦手な人、嫌な人、好きになれない人、心理的に受け付けないような人と、今後どのように関わって、接して行けばいいのかについて上手に乗り切っている人、対処している人、克服した人の対処の仕方についてまとめてみました。
ここでもう一度確認しておいてほしいことがあります。それはなぜ苦手な人ができてしまうのかということです。苦手な人ができるのには、心理的な要因が隠れていることが多いのです
 
相手のことを苦手であるという気持ちと向き合って、なぜその人のことが苦手になってしまったのかをまずは確かめてみましょう。
1.嫉妬している
苦手な人が自分の憧れるものやポジション、地位を持っていると、羨ましくなることがあると思います無意識でも特定の人物に対して競争心を持つと、その人に対して嫉妬心が芽生えてしまうのです
嫉妬とは、自分の比較対象である人間のために、自分のマイナス点が浮き出ることで発生する感情です。自分の劣っている部分をちくちくと刺してくる人ですから、苦手になっても仕方ないのです。
 
2.攻撃してくるから
嫌がらせをしてきたり、ひたすら怒鳴り続けてきたりするような人を好きになることは、非常に難しいことです。自分に対して悪質な危害を加えてくる人がいると、落ち着いて生活できないでしょう。
実は、攻撃的な人は、自分の脅威になりそうな人間を狙っていることが多いのです。言い換えれば、相手はあなたのことを恐れているということなのです。決して、あなたに問題があるから攻撃をしているだけではありません。
 
3.苦手だった人に似ているから
昔、自分が苦手だった人にそっくりな人が現れると、無意識にその人に対して苦手意識を持ってしまうことがあります
例えば、前の職場で嫌がらせをしてきた上司に似た人が、新しい職場にいると、「また嫌がらせをされるのではないのか?」と不安になるものです。
苦手な人の姿形や性格、年齢などが重なり、無意識に恐怖感情を抱いてしまいます実際に相手から何かをされたわけではなくても、その人のことを苦手になってしまうのが特徴です。トラウマレベルの恐怖が心に沁みついているのです。
 
4.性格や行動が合わないから
あなたが苦手な人のことを考えたとき、その人の性格や行動に気に入らないところがあり、怒りを感じたことはありませんか?例えば、自分が辛抱強く頑張るタイプであるにもかかわらず、苦手な人は物事をすぐに投げ出してしまうようなタイプであることなどが挙げられます。
性格や行動があまりにも合わない人と一緒にいると、どうしてもイライラしてしまうことがありますこのイライラが、その人のことが苦手だというレッテルを貼ってしまうのです
特に、自分が生理的に受けつけない言動をする人は、好きになれないと思っても仕方がないのです。
 
・苦手な人がいることのデメリットについて
身近に苦手な人がいると、日常生活において様々なデメリットをもたらしてしまいます。苦手な人がいるだけでストレスが溜まりますし、つい攻撃的になってしまい、周囲から孤立する可能性もあるのです。
苦手な人がいるデメリットについて、詳しく見てみましょう。
1.敵を作ってしまう
世の中には様々なタイプの人間がいます。多種多様な人間がいると、どうしても自分と考え方が合わない人に出くわすこともあると思います。
しかし、少しでも「無理だ」と思った人を、片っ端から苦手な人と認識してしまうと、周りが敵だらけになってしまいます
全ての人を好きか嫌いかだけで判断してしまうと、スムーズに仕事や勉強に取り組めなくなります。さらに、極端な考え方をすると、その環境に馴染んでいない人や、中立タイプの人を混乱させてしまいます。
そのうち、周りの人全員が敵になってしまう可能性があるので、注意が必要です
 
2.毎日会う人だとストレスが溜まる
苦手な人に会うと、それだけで心が疲れてしまいます。それが毎日続くとなると、ストレスが溜まってどうしようもなくなってしまいます。
こうなってしまうと、日常生活や仕事に、多大な支障を与えてしまう可能性もあるのです
嫌いな人を見かけるだけならまだいいのですが、上司や同僚など近しい存在だった場合は、そう簡単に逃げられません
日常のストレスを軽減するためにも、苦手な人との上手な付き合い方を習得することは重要なのです
 
3.良い機会を逃してしまう
人を嫌ったり嫉妬したりすると、かなりのエネルギーを消耗してしまいます。苦手な人のことしか見えなくなり、本来費やすべき場所にエネルギーを充填できません。
そのせいで、本当にやってみたいことが見えなくなってしまうこともあるのです。
苦手な人から逃げたくて物事を避けたり、やる気をなくしたりすると、せっかくの活躍のチャンスを棒に振ってしまうことになりかねません
苦手な人のせいで、自分にとっての絶好の機会が失われたら、もったいないことです。
 
「苦手な人との上手な付き合い方について」からは次回以降に書いていきます。
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。