kimunori10’s diary

マラソン、スポーツ、トレーニングを中心とした雑記ブログ

サッカーを小学校で辞めた理由

なぜ好きだったサッカーを小学校で辞めたのか、当時の気持ちを思い出しながら書いていこうと思います。

 

小学校の低学年の頃、休みの日にたまに友達と一緒にサッカーをして遊んでいました。

 

たまに遊ぶ程度でしたけど、とても楽しかった記憶があります。

才能があるわけではないので、低学年の頃はクラブチームとかスポーツ少年団に入ろうとは思っていなかったです。

むしろ、野球とかマラソンとかドッジボールとか球技等のスポーツが好きだったので、他のスポーツと同程度の位置づけに「サッカー」はありました。

友達とたまに遊ぶサッカーは、楽しめればいいので誰かに習いたいとか本気でしたいとかは思っていませんでした。

 

 

しかし、私は小学4年生の1学期の終了後に引っ越しをしました。

遊ぶ環境とかが変わったり友達が変わったりしたので、引っ越してきた先でもたまにいろいろなことをして遊んではいました。

 

小学校のときの身近にあるスポーツのクラブチームは、「サッカー」か「野球」くらいしかなく、どちらかに入ろうかなと思っていました。

 

好きなサッカーのスポーツ少年団には、友達が多く、友達に入らないかと誘われたことをきっかけに小学5年生くらいに入団しました。

少年団に入ると、放課後に練習が週に3回あって、週末には月に1回くらいは試合をしてというライフスタイルになりました。少年団のコーチは、一般の人が主に教えていました。

 

友達が多くいて、楽しくサッカーが出来るのかな、と思っていました。

しかし、私が想像していたのとは違っていました。

まず、コーチが厳しかったです。コーチの教え方に反発して、辞めていった友達が何人かいました。

また、今ならパワハラでしょうけど、出来ていないプレーやミスがあれば、容赦ない鉄拳制裁がありました。

本当に今思い出しても、よく小学校を卒業するまでプレーしていたな、と思うくらい何度もくらいました。基本は、グーで頭を上から殴るんですけど、プレーがかなり悪かったり、コーチの機嫌が悪かったりした場合は、頬に平手打ちを食らっていました。

そういうときは私もですが、友達にも泣いてる子がいました。

基本的には、悔しくて泣くんですけど、痛くて泣くっていうこともたまにありました。

 

練習は、当時はきついと思ってしていました。規則や規律は、ある程度厳しかった方でした。練習メニューは豊富で、飽きるようなメニューは少なかったと思います。

このときしかサッカーを習ってしていないので、他のクラブのこととかはあまり詳しく知らないのですが、練習はしっかり行っていた方だと思います。

 

しかし、よく最後まで続いたなと、今は思っています。

なぜ続いたのかといえば、人数がそれほど多くはなかったので(14、5人程度)そんなに上手くない私でも最終的にはボランチのレギュラーで試合に出られていたからです。もし控えがずっと続いていたり、試合に出ていなかったりしたら辞めていた可能性があります。

また、辞めなかった理由に、友達が多かったからというのもあったと思います。仲の良い友達が多かったので、きついことや練習、試合のときとかもなんとか乗り越えられたのだと思っています。

 

ただ、サッカーに対する情熱さや楽しさ、面白さは徐々に失われていきました

なぜかというと、上記のようにコーチからまた怒られるのではないか、と思ったからです。褒められたことよりも、怒られたことの方が圧倒的に多かったです。

おそらく、どんなスポーツでもそうでしょうが、怒られてばかりだと気分が落ち込んで、やる気がなくなっていくと思います。

また、私はコーチの目や周りの目を、かなり気にしながらプレイしていたと感じています。だから、あまり積極的になれませんでした。基本に忠実な、あまりチャレンジをしないプレイをしていたと思います。

コーチに教えられていないことや規律を犯すプレイを勝手にしたら、また怒られると頭の中で思いながらプレイしていました。

 

そして、小学校を卒業する日が迫る中、友達同士で「中学校に上がったらサッカーを続けるか否か、部活はどうするか」というような会話をします。

 

このときには、私の中てはもう気持ちとしては、サッカーは続けないと決めていました。それくらいサッカーの楽しさが薄れていました

 

しかし、本心はサッカーをこの先もずっとしたい、と思っていました。

成長している実感が少しはあって、勝った時の喜びは何物にも代えがたいですし、たまに楽しいときもあったのですが、心の中の大部分は、「面白くない、きつい、厳しい」という気持ちが大部分を占めるようになりました。

 

サッカーに限らず、プレイしていて上手くいかないときや納得いかないときに、しっかりとした信念や気持ちを持っていれば、「もっと上手くなろう、もっと練習しよう、どうしたら良くなるのだろうか」、と考えて自ら進んで練習すると思います。

しかし、コーチの言われるがままに練習をするのみで、心の中ではコーチに反発する気持ちが日々続いていました。

 

コーチを見返して、もっと上手くなるとは思っていたかもしれませんが、好きとか楽しいというよりも、もういいやと気持ちが後ろ向きになっていったのだと思います。

そうして、次第にサッカーをする楽しさが薄れていったのです。

 

 

小学校の6年間で、1つのスポーツを一生懸命に取り組んだり、いろいろなスポーツを経験したりすることは大事だと思います。

しかし、時として「大人や親の傲慢な考えで、子供がスポーツや運動、体育の授業で身体を動かすことすら嫌いになること」があります。

きっかけは様々ですけど、私のようにコーチの体罰や暴力のような行為や言動、躾と言われるようなパワハラ、はたまたセクハラ等、多く存在していると思います。

 

強くなるための教育だから昔は当たり前だった」というような大人の反論は、今はもう通用しません。未だに、それもやり方の1つだからと容認する声が多いことにも若干憤りを感じます。

勝つためなら何をしてもしていいのか」と議論になりますが、その考えは子供の頃、ましてや小学校の頃にはあってはならないと思います。勝って得るものもあれば、負けて得るものもあります。誰もがオリンピックを目指しているわけではありません。

 

スポーツや運動等のクラブチームで得られるものは、「チームワークや他の人のことを考えること、思いやり、強調性、それに道具の大切さ、親や自分を支えてくれる周りの人の支えがあって運動できること、相手チームを思いやれること」等数多くのことをコーチや先生、指導者は教えるべきです。

私は上記のようなことは、小学校のスポーツ少年団のときに、教えてもらったことはなかったと記憶しています。

 

中学校の部活動では、その点しっかり教えて頂いたので、なんとなくですけど今でも覚えています。小学生でも、わかりやすく理解できるように教えればいいだけの話です。

 

話が随分それましたが、私は小学校を卒業するときには「チームスポーツをやりたくない」と思ってしまいました。

自分のしたミスや失敗で、周りに迷惑をかけて、しかも最悪なことにそれでチームが負けて、自分が非難を浴びたりコーチから怒られたりするのが嫌になったからです。

 

だから、中学校の部活動では、基本的に単独で行動、プレイできて、結果が自分だけに跳ね返る「陸上部」を選びました。

 

ちなみに、中学校にはサッカー部がなかったのですが、もしサッカー部があってもおそらく陸上部に入っていたと思います。

 

 

私はまだ、独身でかつ自分の子供はいません。もし自分に子供が出来て育てることになったら、私と同じような経験はあまりさせたくないですし、上記のことを伝えられたらいいと思っています。いくつになってもスポーツが好き、という気持ちをずっと持ってもらえていれば1番嬉しいと思っています。

 

今は、もうサッカーをプレイすることはありません。でも、サッカーをプレイすることも観ることも好きです。

 

ただ、上記のようなことを経験してしまったがために、サッカーを嫌いになってしまうような人が今後、出てこないように親や指導者、コーチの方々には教育してほしいと思います。

 

本日も、最後までお読みいただきましてありがとうございました。